高校生の時、現代文の先生が
「芥川龍之介の『鼻』の主人公のデカい鼻は、自尊心の塊だ」と言ったんです。
その時はよくわからなくて「へー、そういうもんなんだな」と思ったんですが、
今考えてみると何となくわかる気がします。
コンプレックスのはずなのに、いつの間にかそれが誇れるアイデンティティになってた、みたいな。
https://kakuyomu.jp/works/16817330652419918480鼻 芥川龍之介
余談ですが、別の現代文の先生は、
村上春樹の『風の歌を聴け』を授業で使いました。
山羊と時計の話の部分を抜粋して。
で、行間を読むということを上手に教えてくれました。
おかげでこれでもかと行間を読みまくるようになっちゃったけど、
とても感謝しています。
前回の近況ノートで書いた件は解決も何もしていないし、
悲しいままだし、あんなこと書いたあとは、
本当は黙っていた方がいいんだろうなと思ってます。
でも、新しいの書き始めちゃいました。てへ。(題材は違いますが)
あと、私けっこう挑戦したがりでして、どうせ注目もされない身だし
別に題材重なったっていいよね、と思い直しました。
むしろ「重なった題材で書いてみて、読んだ人が(いれば)どう出るか見たい」
というような好奇心がうずいてきています。
だって本当に前から書こうと思ってたんだもの。
もしも真似してると言われたら、知るかボケって返しますよ。
比較する人がいたら、完全無視すればいい。
駄作になろうが傑作になろうが、書きたいから書くだけだし。
そんなの個人の自由ですよね。お金もらうわけでもないんだしね。
コインロッカーベイビーについて書きたい人は、
村上龍のことなんて気にしないで書けばいい。
勉強のできない僕を主人公にしたかったら、
山田詠美なんて気にしないで書けばいい。
コンプレックスを『鼻』にしたくないんです。
コンプレックスがあるからってうじうじ悩んで、
たまたま解決できたらそれはそれで寂しいと感じて、
またコンプレックスが戻ってきたらほっとするなんて。
そんなの嫌です。
自分がコンプレックスを『鼻』にせずに乗り越えられるか、挑戦してみたい。
まあ、乗り越えられなくても何かしら手につかむことはできるでしょう。
それでOKだと思ってます。
最後に、外清内ダク様、ありがとうございました。
なかなか名字覚えられなくてすみません。
コピペって便利ですね!