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ジブンガタリ 中編

 こんにちは、こんばんは。

 本日も、ジブンガタリです。
 今日はやっと書き始める話です。

 アニメ会社で働いて2年目になり、私は気づきました。

 ただ働いていては、何も生まれない。
 何かになりたいと、何かをつくりたいと思ってアニメ会社を受け、働いているけど、普通に働いていたら何も起きない、と。

 確かに、アニメの1話1話を担当し、つくる一員にはなっているのですが、自分自身が何も生み出せていない。それなりに楽しいけど、それだけ。
 作りたいのは自分なりのアニメ、企画じゃなかったのか。

 とは思っているけど、平社員でアイデアだけの企画書を出しても通るわけがない。
 絵描けないし、周りにコネがあるわけでもないし、武器がないなー。
 アイデアはあると思っているけど、形にできていないなー。

 ……そうか、アイデアを形にするために自分で書けばいいのか。

 ちょうど働きすぎて、ちょっと体調を崩して1か月ぐらい休んだので(良くない)、自分を見つめ直し、まずは書くことにしました。
 ただ書いてみようと思っても、方法がわからない。

 そこで「脚本」を学ぶために、お金払ってシナリオセンターに通うことになりました。
 ……シナリオセンターのまわしものじゃないです笑

 最初は脚本の書き方を学ぶわけですが、少ししたら毎週課題が出るようになり、授業のために毎週出さなければいけなくなりました。
 書いてきた課題の脚本を皆の前で読み、感想を言い合い、先生がそれに基づき教えるのです。実践形式でしたね。
 毎週提出せず、人の課題を聞いて感想を言うだけでもいいのですが、お金払っているので、どんどん課題を書いていかないのはもったいない。そう思い、私は毎週土曜日ほぼ欠席せず、課題を書き上げて参加していました。

 ただ面白い脚本を書けたかというと、基本的に私の作品は周りから酷評ばかりでした。
 唯一良く褒められたのは、作品タイトルだけでしたね笑

 自分的にはそれなりに面白いと思って書いていたのですが、授業では実写ドラマ書きたいという人が多かったので、SFやアニメっぽい、ファンタジーな私の作品はウケが悪かったのだと思います。そう、思いたい。

 通うにようになって1番良かったことは、書く習慣ができたことでしたね。
 何言われようと、ともかく脚本を書くのが楽しくて、毎週課題に向き合っていました。

 逆に人の意見は話半分、いや1/10ぐらいで聞いていましたね。
 そうは言われても、自分はこれがいいと思っているんだからこれでいいんだ!と曲げなかったです。素直じゃなかったですね~。
 でもシナセンの時の知人に言われたのですが、その言葉が今でも強く残っています。「書く人間はナルシストだ」、と。
 外面ではなく、内面で。良くも悪くも自分大好き。
 ……否定はできません。謙遜しがちな性格ですが、作品、書いたものにおいては確固たる何かがあって、自分にもそういう要素はあるんだろうなと思います。

 そんなこんなで、シナリオセンターには1年半ぐらい通っていました。平日仕事して、土曜日に毎週通って~でけっこう大変でしたが、充実した時間でした。

 で、私の良かったところは、そのあとも書く習慣が残ったことですね。

 シナリオセンターでそもそも全課題を終える人が多くはないのですが、終わってから書き続ける人はさらに少ないんですね。
 終わってからも同じクラスの人と連絡をとっていて、たまに集まったりしていたのですが、ほとんどの人が書かなくなりました。9割以上、今でも書いているのは自分含め一人、二人ぐらいじゃないでしょうか。
 それほど書くという習慣は残らない。

 書くのはこんなに楽しい。でも時間がないとそりゃ書けないし、書きたいところだけ書けばいいというわけではない。なかなかモチベつくるのが難しい。

 さて書く習慣ができた私が次に目指したのは――。

 次回、コンクール、SS、同人編。

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