エロティックSF時代劇「うつりぎ」に新作エピソード「村井長庵」の掲載を始めた。
前作「天一坊」は史実に基づいているのだが、大岡越前で有名な「大岡政談」にも入っている話らしい。「大岡政談」は江戸時代を舞台にした捕り物帖の原点と言っていいミステリー小説と言える。
――これは「うつりぎ」の題材としてもってこいだな。
と思い、暫く大岡政談を追ってみることにした。大岡越前も登場させて、話を盛り上げてみたい。暫し、お付き合いを。
面白いと評判のドラマを鑑賞。連続殺人事件を扱った作品だった。二件目辺りまでは犠牲者が出ても、何とかついて行けたが、三件、続けてとなると、流石に警察の無能さが目につくようになってしまった。
お決まりの出来の悪い上司。暗闇で犯人と鉢合わせになると、絶対に勝てない警察官。単独行動をして窮地に陥る――と話は盛り上がるが、後半は見ていられなかった。
この辺がミステリーの難しいところ。連続殺人事件となると、三件くらい必要になるし、話を引っ張ろうとすると、見せ場が必要になって来る。犯人の凄さを描けば、相対的に警察官のレベルが低く見えてしまう。
探偵と警察官の関係も同じ。名探偵を出すと、警察官は道化役になってしまう。
明日も「うつりぎ・村井長庵編」の続きを掲載予定。