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ボクらの卒業写真・あとがき

 ショートショート集「ショートショートがいっぱい!」に新作SF短編小説「ボクらの卒業写真」を掲載した。

――思い出の写真から、一人、また一人と友人の姿が消えて行ったら。

 というアイデアから生まれた作品。ショートショートで終わらせるのが惜しくて、短編並みの長さになってしまった。

 最近、Netflixの映画やドラマをよく見ているせいか、ちょくちょく気になるシーンを見ることが多い。
 真っ暗な地下室なんかを探索中、大抵、背後から忍び寄った相手に不意を突かれ、襲われる。また来たか! という感じ。狭い部屋なのに、何処から来た。気配くらい分からないか? しかも、携帯電話のライトを点けているのに。音くらいするだろう。そう思ってしまう。
 拳銃を持っていても、格闘で落としてしまい、使うことがない。おいおい。しっかりしろよ――って感じ。

 そういった意味から、映画「ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー」の一場面が気に入ってしまった。警察の取調室から脱出する際に、使った手口がお見事。見ていて、こちらも騙されてしまった。そして、アクセルが放つ一言。「映画やドラマを見過ぎなんだよ」は良かった。ネタバレになるので、この辺で。

 明日からは「うつりぎ」の新作を掲載予定。

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