今朝、三種類のミルクを使った特製カフェラテを作りました。
何故そんなことをしたかというと、ほんの少しだけ残ったミルクが冷蔵庫の中に二本あり、その二つを合わせてもまだ足りず、仕方なく三本目のミルクを開ける羽目になったのです......。
(ちなみにミルクの内訳は、オーツミルク(加糖)少々、UHT牛乳少々、オーツミルク(無糖)です)
※UHTとはUltra-high temperature processing (超高温処理)されたミルクのことで、常温保存ができます。これを戸棚のなかに常備しておくことで、たとえ冷蔵庫の中の牛乳が切れてしまっても、いつ何時でもミルクティーを飲むことができるのです。生粋のイギリス人みたいでしょ?
そんな三種のミルクのカフェラテを飲みながらふと思ったのです。
四種のチーズのクアトロフォルマッジピザってありますよね? 蜂蜜をかけて食べるピザです。四種類あればどのチーズを使っても良いらしいですよ。
というと、これもきっとどこかの誰か(恐らく結構な貧乏性の方)が、冷蔵庫と戸棚の中の残り物を寄せ集めて作ったんじゃ......。
カビが生える寸前のチーズ、いやもう生えていたかもしれません。ヨーロッパの人って結構チーズのカビは許せる人が多いですから。カビの部分だけ削って残りを食べるとか、ハードチーズなら誰でもやっている気がします。
蜂蜜だって一度買えば数年は戸棚の中で眠っている筈ですし。
というのは勝手な想像ですが、イタリアンフードってどうもこういう発祥秘話が似合う気がします。
「私を元気づけて」という意味のティラミスも、イタリアの菓子職人が卵と砂糖の入ったボウルに誤ってマスカルポーネチーズを落としてしまったことから生まれたそうですし。
そのティラミスの考案者のおじいさん(アド・カンペオル氏)が先日お亡くなりになったそうです。
ご冥福をお祈りするとともに、今日は元気をもらいにティラミスを買いに行こうと思います。