歌詞を書くって言うのは、結構大変ですよね。メロディに合わせなければいけないのもそうですが、僕みたいな薄っぺらいやつは、書いても書いても興ざめするようなものばかりで、自分の心すら一向に動かせる気がしないです。
とはいえ、楽しい感覚も勿論あります。小説とは違って、示唆に富んだ言葉を使えますし、言葉を使って話を描くこととは違い、言葉そのもので感情を表現できますから。あとは、自分のことを書けるって言うのもあります。まあ、その自分がほとんどなかったりするんですけど、自分がこう思っているって発見できるのも、また一興です。
詞の中で景色の描写をするのはあまり好きじゃないんですけど、そういう意味では、自分の見てきた景色を何かに例えるのも良いかもしれませんね。何と言うか、自分が発見できないからこそ、見てきたものの中から自分を見出す、みたいな。