「賢いヒロイン」中編コンテストの中間選考結果が発表されました。わたしが応募していた「後宮の軍師は眠らない」は、残念ながらダメでした。突破された皆様、おめでとうございます。
正直かなり落ち込んでいます。今日はもう仕事を放棄したので笑。応募総数1140作品のうち中間選考を突破したのは281作品でした。4分の1が次に進めたと考えると、わたしも何としても残りたかったです。
なぜダメだったのか。応募要項を改めて読み返しました。力不足の一言なのですが、つらつらと考えると反省点も浮かびます。
ひとつは、雨雨の「主人公らしさ」です。はたして、読者に共感し、応援してもらえるキャラクターだったろうかと。
雨雨は「信用できない語り手」です。序盤では主人である翠玲への恋愛感情を表に出しません。言外で匂わせていましたが。翠玲の侍女から、いつのまにか恋人になっていく。その流れが説明不足だったかもしれませんね。恋愛ジャンルとしては物足りなさがあったと思います。
また、この小説はガールズラブな物語ということもあり、魅力的な男性キャラがあまりいませんね。読者が後宮小説に求める展開とは違っていたかもしれません。
もうひとつは、作品としての可能性でしょうか。十万字以上の長さの作品に仕上がったときに、もっと面白くなるという期待値が低かったのでしょう。
さて。これらの反省点を踏まえ、わたしがやるべきことは何か。やはり、この小説をきちんと最後まで描き切ることだと思いました。
中間選考に落ち、正直モチベーションが下がった面もあります。それでも、よりよい作品になるように手を入れて、頑張って書き上げたいです。
目標は二十万字。期待値を超える面白い作品に仕上げてリベンジしたいと思います。