ツアーコンダクターをしていた時代、よくバブルの遺産を見物したり、そのような対象施設に宿泊した。
団体ツアーの場合、丁度バブル期に建設された旅館やホテルが宿泊先になることが多い。部屋数も多く確保しやすいし、ある程度古いから安く手配できるからだ。
今に始まったことではないが、倒産したホテルや施設を放置し、経営者が逃げていき、建物が老朽化、廃墟化したままその土地に残されるという事案が、日本全国で問題になっている。
これ、建築する際に、解体料金まで含めることはできないのだろうか。
すなわち例えば、11億円で建設しようとしたとき、そのうち1億円を解体料金として保険みたいに捉え、あらかじめ地方自治体に収めておくという話である。
結局、解体料金が捻出できないから、その土地に捨てられていくわけであり、その建物が放火のターゲットになったり、老朽化で危険場所になったりするんだ。
これ、何とかして、法制化できないだろうか。
最近、こんなことばかり考えている。