場末のカラオケ屋のバイト中に遭遇した、防犯カメラと曰く付きの部屋の話。

同僚と車に乗って食事に行ったのだが、車内の様子がなにやらおかしく

こってり。にょほー

気持ちはいくらでもやりなおせるし、なんなら布団も洗えばいい。 やさしさの表現は人それぞれ。

最近、彼氏が冷たい気がする。 一緒にペアで揃えた眼鏡も修理しないまま、埃をかぶっている。

トイレは好きですか。密室は良いですよね。守られている感じがして。 ですが、もしトイレの外に知らない人がいる気配がしたら、あなたはそのままトイレから出ることが出来ますか？ これは…

さらわれたという彼女の言葉を信じて家に向かうと、彼女はにこやかに出迎えてくれた。 本当はさらわれてなんていなかったのかもしれないし、さらわれていたのかもしれない。 俺はいたずらな…

隣室のおばさんから貰った米。ありがたいと思ったのだが、このお米、容器に入れると「ここここ」と怪音が鳴る、奇怪なお米だった。 音の謎を解き明かすべく、体力だけは有り余る男友達が揃っ…

事故って入院した俺に差し入れがあったのだが、どうにも欲しいものが届かない。

彼女がしちめんど草を鉢植えに植えている。 同僚から突然そんな告白を受けた俺は、彼から聞く彼女の様子におかしい点があることに気が付く

アパートに住む友人から、空き物件の筈の隣室から生活音がする、と聞いた俺達は、その隣室のドアを開けてみることにした。

峠で事故死した彼女。打ちひしがれた俺は彼女の後を追おうと峠に来たのだが、そう簡単には死ねなかった

とあるスナックで、決まった席に幽霊が座る。 そんな話を店のママから聞いた俺は、とある提案をした。 霊の求めるものが理解できるとは限らない。というお話です。

ＵＦＯが見えるという男の取材に訪問した俺達だったが、ＵＦＯの存在だけでは納得できない事実に気がついてしまう

いたたいちゃった。と彼女がよくわからないメッセージを送ってきた。 心配になった俺は恋人の結愛の家にまで、様子を見に行くことにした。 いたたいちゃった。というメッセージの意味はなん…

彼女を軽く騙して別れようと簡単に考えた俺に、彼女は「そうめんでいいから」と突然詰め寄ってきた

過疎化の進む、地方の寒村を取材に訪れた。有効的な村人の協力もあり、取材はスムーズに進む。だが、奉納されていたものに思いを馳せると、些か異なる想いが喚起されるのだった。

建て替えで掘った土地から、土器と骨が出土された。 そこまでは普通の話だが、もしその骨が最近のものだったら？

いつもショートカットの彼女が、髪を伸ばしてみたいと言い出した。 大賛成する俺だったが、彼女の母はどうにも気が進まないらしく……

認知症によるうわごとで誰かと会話する叔母。それは全てまだ生きている人と思い出を語るもの。 ところが、今日会話している相手だけは既に亡くなっている人だった。いよいよ死期が近いのかと…

それは、昼下がりのオフィスの、なにげないＯＬ同士の嫌味の言い合いに思えた

壊された祠の祟りを悪用している連中がいるらしい。 そんな話を聞きつけて俺達は取材を試みた

下心。それが無い人なんていないのではないでしょうか。そういう話です

山中で聞こえた呼び声に誘われた男は、誘惑に負けずに宿に帰ります。 その宿で聞かされた「声」の顛末とは如何に。

とある民家に不法侵入して、撮り鉄を始めた坂本は、フレームに邪魔な木が入ることに気がついた。 いつものようにノコギリで切ってしまえば良いと思ったのだが、その木は……

自宅で賊に襲われて意識不明の重体の妹は、俺宛の手紙を残していた。