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テンプレは単語や定型文のさらに大きな単位にすぎない

 テンプレ盛り合わせにしてどっかで見たようなご都合主義展開のラノベ書いて何が面白いのかとバカにする向きがあるが、そういう人には、「キミもやりなよ」と返してあげましょう。意外に難しいから。作文において単語選び、構文選びを省略するために過去の金言格言を引っ張って文字数稼ぐってのはあるにしても、結局自分がそれを構成しないと小説にならないのと同じで、テンプレ展開もひとつひとつはそんなに文字数稼いでくれなくて、複数のテンプレを接合できる部分で繋いでいって全体を構成するので充分に頭使う作業です。

 なお、「キミもやりなよ」という返事ってのは、TheWhoを泊めてフロアごと部屋を破壊し尽くされたホテルのフロントが、マネージャーが弁償の支払いをしているときにフロントが、ボソッと漏らした不平の言葉「貴方がたはそれで良いのかもしれませんが、(誠心誠意おもてなしの心で用意した部屋を破壊されて)片付ける我々の気持ちはどこに行くのでしょう」に対して、TheWhoのマネージャーが、弁償のカネと同額を上乗せしてホテルのフロントに言い放った返事が「君もやりなよ」だったという話に因みますw 前提が違う人の会話が噛み合わない構図が面白い訳ですが、それを理解出来ない人は単純にtheWhoとんでもないなと言うだけになってしまいますね。

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