唐突ですが、たまに自作「春風ドリップ」を客観的に見るということをしています。
何が足りないか、何がおかしいかなど。100%客観的に見ることは出来ないですが、それでも可能な限り客観視してより良い作品になれるよう考えています。
これまで自分で思ったことは(誰かに言われたのかもしれないけど、覚えてないので全て自発的に思ったこととしてます)
ここは近況ノートだし、自作語りをしても良いかなと思うので載せてみます。
・主人公のコミュ障具合
もう少し人と話すのが苦手で、分かりやすくする予定だったのですが当初この作品は「1万字以内に収めた短編」として書いていたので、時系列が武藤さんと知り合ってから半年(1年だったかも)経過した状態のため、特に武藤さんに対してはコミュ障具合がほぼなく、武藤さんとの交流である程度レベルが上がっているため、第1話から見た時に「本当にコミュ障か?」と思われてしまう場合がある。
(※これに関しては一読者から言われたことアリ)
・開幕における、この物語自体の目的部分
主人公の目的が序盤で明確に提示されていない。
この物語がどこに向かっているのか、ゴールを何としているのか。
これにおける作者の意見は「主人公が喫茶店を通じて人間的に成長する物語」ですと即答できるものの、果たしてそれを序盤で読み取ってくれている読者が果たしてどれくらいいるのか……と思っています。
何故養父が喫茶店を春風に「一方的に」押し付けたのか?
この答えはもちろんあり、後半に開示されるものの、それに対して序盤に説明するべき、と言われる可能性もあるのかも、と思いました。
・第三話のラストで唐突に飛び込んでくる春風の過去。
一話にてざっくりとした説明はあったものの、まだまだ主人公に対する読者の感情移入が薄い状態で、あのように突然組み込むのは見せ場としては薄く、盛り上がりに欠けるだろうと思ってます。
それこそ、27話辺りの残夏あたりでああいった気持ちの描写があるならまだしも、流石に3話目では感動はおろか感情移入も難しい。
これに関する作者からの言い訳は……
1話から1~2年?経った頃に2話、3話を書きまして。
誰に見せるわけでもないけど、続きが一読者として気になったから書こうと思いあの2、3話を書きあげました。
作者自身で何年か経っていることもあり、書いた当初は特に違和感もなく、何ならちょっとした感動すらありました()
完全に自己完結してしまっており、読者を置いてけぼりにしてしまっているなと今では反省してます()
何なら、伊田君との初デートもまだ早かったのではないか、とすら思います()
・沢崎さんの登場
あまりにもお約束というか、新キャラを合流させたい作者の意図が目に見えて感じる。
もう少し綿密なイベント、合流するのに必要な過程を踏ませるべきだったかなと思います。
これの言い訳も、3話から更に1年経った頃に4話を書いてまして……新しいメンバーが欲しいな、と思ったのがきっかけです(白状)
そんな荒が目立ちまくる当作品ですが、ちゃんと考えてる部分もあります。
決して適当ではない、というのをアピールしたい為にかいつまんで(ネタバレにならないよう)お話しすると、
・養父であるミニドリップの店主が、どうして春風を引き取ることが出来たのか。
・どうして店を任せたのか。
・どうして両親に棄てられたのか。
・養父はいつ帰ってくるのか? そもそも生きているのか?
その辺はうやむやではなく、しっかりと理由があり、後々開示されます。
基本ほのぼのとした日常がメインなだけあって、春風の抱える過去というのは中々重く、語るにあたって非常に気をつけなければいけない問題であると作者自身思っています。
時々暗い部分が見える、現実が見える、というのは小出しに読者に見せ、出来る限り唐突でないようにしなければいけないと私は思っています。
じゃないと悪い意味で読者を裏切ってしまうことになり、非常に期待外れの結果(独りよがりの駄作)となってしまうからです。
……まだまだ色々と素人たる荒さがありますが、今回はこの辺にしておこうと思います(心がモタナイ)
沢崎真夜編が終わるくらいの量を書き貯めておきたい……(願望)