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したためた想い。

二月十六日。
 今日は素敵な詩人さんの作品を拝見しました。私もここで文字書きをする前は詩作に毎日のように耽っておりましたから、なんだか嬉しくなってしまって、夢中で読み返しました。
詩はあれほど短いのに、なんだか普通の文では伝わってこない暖かさや、その時の心情が伝わってくるように思うのです。端的で、そして抽象的。したためた想いに肉付けがされていって、美しい芸術品になるように感じるのです。
 詩を読むと、考えるのです。抽象表現された想いの核はいったいどのようなものなのか。どのような場所でこの詩は書かれ、いったい誰に、どのような想いをしたためたのか。においや温度は、いったいどんなものだっただろう。考えるのです。いえ、想うのです。この詩人を想い、読むのです。それはきっとすべての物語、詩、歌、言葉、声、文字にも言えると、私は思うのです。
 この詩のおかげで、今日はよく眠れそうです。
何だか小難しいような薄いような言葉を並べましたが、どうやら私は幸せな気分があふれてしまい、どうしても形にしたかったみたいです。

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