錦戸には、ちょっとした事件です。
よく大学のリポジトリから、史料や論文を探すことがあるのですが、このところ、ずっとメンテナンスが続いています。
変だなぁと思って、AI坊に調べてもらったところ、大学が公開論文を登録している共通基盤サービスが、長期メンテナンスを実施しているとのことでした。
それなら仕方のないことです。
ただ、不安な点が一つあります。
運営団体が、2026年度中に、ファイルへアクセス制限をかけ、条件を満たした人だけにダウンロードを許可する機能を本運用予定にしているらしいのです。
当然、私は学生でも、どこかの学府に所属している研究者でもありません。
一般公開されている論文であっても、その条件を満たさない側になってしまうのではないかと、少し心配になったというわけです。
もちろん、論文の著作権や、公開にあたって必要な管理があることは理解しています。
技術系の研究、企業との共同研究、出版との兼ね合いがあるものなど、制限が必要な資料もあるのでしょう。
けれど、時代物を書く時、私は無学なものですからね。
史学・文学系の大学紀要や公開論文には、かなり助けられています。
いくつかの論文を読んでも、原稿に書き入れるのはほんの数語だけ、ということもあります。
挙句の果てには、「へぇ、そうだったんだぁ」と一人で納得して終わることもあります。
もう、ここまで来ると、調べること自体が楽しい状態にハマっているだけですね(笑)
それでも、世界観や民俗的な肌触りを立ち上げるためには、こうした論文が本当に大きな支えになります。
私のような、特に収入になるわけでもない乱筆家にとっては、専門書を次々に買う余裕などありません。
その点、公開されているPDFの論文はとてもありがたいのです。
PCとスマホで共有しておけば、休憩時間に読むこともできますし、資料としても、創作の入口としても、ずいぶん助けられています。
趣味の一つとはいえ、極貧作家にも手の届く公開が、これからも続いてほしい。
そんなことを、少しハラハラしながら考えた朝でした。