• 現代ファンタジー

アニメ版『ナルト』見返してます

アニメのナルトを見返してます。今丁度サスケ奪還編に突入したあたりです。ドンピシャ世代の作品なので、アニメを観てると子供の頃の記憶が思い起こされ、ノスタルジーを感じます。

でも実は子どもの頃は作品に然程興味はありませんでした。(嫌いだった訳ではありませんが)子供の頃のお気に入りのアニメは一番がドラゴンボールで、二番目が遊戯王だったんですよねぇ。

それなのに何故今更自分の中でナルトの再ブームがおこってるのか?そのあたりを分析してみるのも一興だと思ったので、してみます。

ダイナミックのアクションシーン、カッコいい必殺技、魅力的なキャラクター…確かにそういうエンタメ的な部分に惹かれているというのもあります。でもそれ以上に作品に通底しているテーマが奥深いと自分が想えるようになったというのが一番の理由だと思います。

他者を敬う事、礼を逸しない事、縁を大切にする事、自分の生まれた国の歴史を知り、先人達に敬意を払う事…あの作品には日本人が大切にしている思想が内在されているように思います。(実際英語版のWikipediaには、この漫画は儒教の思想に影響されていると書かれております)勿論、作者の岸本斉史先生がそこまで考えて漫画を書いていたとはちょっと思えません。岸本先生の巻末コメント等を見るに、彼は純粋に楽しめるエンタメ作品を作り出す事のみに注力を注いでいた事がよく分かります。

でも…彼の心、というか日本人の心が作品内のキャラクター達にも反映されたのだと、そう思います。

それともう一つ、あの作品の最大の魅力は他ならぬ主人公のナルトというキャラクターだと思います。私は子供の頃はどこか影のあるサスケの方が好きだったのですが、大人になってから、影があるにも関わらず、それを周りに見せない男が一番カッコいいのではないかと思うようになりました。ナルトは正にそうしたキャラクターでしょう。

ナルトを見返してるせいで溜まりに溜まっている視聴予定の海外ドラマや映画のストックが全然消化出来なくなったのは少し歯痒いところですが、自分の改めてあの作品に触れたいという想いを尊重して、全話見返そうと思います。いい機会だしボルトも見てみようかな?

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