平安ファンタジー小説「錦濤宮物語 女武人ノ宮仕え或ハ近衛大将ノ大詐術」の「八十四 翠令、承明門で待つ(一)」を投稿しました!
https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393/episodes/16816927861340737045天皇の住まいすなわち内裏は、二重の壁で囲まれています。
内裏の中心の建物が紫宸殿であり、帝が日常を過ごすのは清涼殿です。
現在の京都御所は、さすがに平安京の内裏を全て復元したものではありませんが、紫宸殿や清涼殿、そして紫宸殿前の広場と内郭の承明門・外郭の建礼門は存在しています。
今回の写真は、京都御所の特別公開に行った時、「建礼門の内側かつ承明門の外側」の写真を撮りました。参観ルートです。
西から東に向かっているので、画面の左手の丹塗りの門が承明門で、右手の普通の木造の門が建礼門です。
拙作では、衛門督の朗風が建礼門まで入り込めるので、白狼と翠令と三人で建礼門と承明門の間にまでやって来たことになっています。
まさに、この写真がその場面なんですよ~。
馬が入っていいか微妙なところですが、その辺は朗風が上手いことカネとコネを使ったと思ってやってくださいw
馬の背から白狼が、画面左手の承明門脇の壁に上ったことになっています。ちょっとしんどいですが、天下の大強盗なので可能なんです……。
翠令を引き上げるのも、筋骨たくましい彼なら可能です。
そういう設定ですw
現在の京都御所に見学した人は、あまりこんな写真を撮影しないかと思います。
承明門の真ん前まで来ると、門越しに紫宸殿を正面から見ることができます。そこで写真を撮る人が多いですね。観光ガイドとかで京都御所を紹介するのにも使われる有名な構図ですから。
その手前で立ち止まってキョロキョロ承明門と建礼門を見比べている観光客なんていませんw
ここに限らず、私は自分の小説の描写のために、一般の観光客と違うところで立ち止まってカメラを構えてバシャバシャ撮影しますし、観光ルートとは全然違う方角見つめてじっと考えむので、さぞ挙動不審な見学客だったことでしょうw
残り2回。観光名所かどうかとお構いなしに、拙作の場面説明の為だけに撮ってきた写真をご紹介しますね。
お付き合いいただいて来たこの小説ももう少しで完結します。
あと数話、最後までご愛読賜りますよう。