さて、自問自答だ。俺は今悩んでいる。この物語を進めるべきか。新たな物語を生み出すべきか。うーん。
「はーい。最強可憐! 脳ある鷹は爪を隠すってね。風花だよ〜」
「キャラ違いすぎません? そんなキャラやったっけ」
「風花はいつもこんなだよ〜」
「そうやったね。僕ら打ち解けてるんでね。粗品とあのちゃんぐらい打ち解けてるよね」
「なになに〜? そしなとあのちゃん?」
「しらんでええよ。こっちの世界の話ね」
「どっちの世界?」
「異世界」
「異世界って怖そう」
「俺からしたらこっちが異世界やからね。あー怖」
「そんなー!こっちが異世界なんてー!」
「言い方がトウカイテイオー。ソンナ‐コッチガイセカイナンテ‐! ちゃうねん」
「トウカイテイオーってなに?」
「ウマ娘。被ってるからキャラ変しよか」
「やだー!」
「いや、それもトウカイテイオー」
「風花キャラ被ってないもん!(ふくれっつら)」
「被って……ないよ。うん」
「え、何その間」
「顔色伺った」
「なんでー」
「怒らせたらその腰のレリックで刺されるかもしれへん」
「刺すわけないよー。えいっ」
「怖っ。刺す振りやめて。それ一撃必殺の武器やで?わかってる?」
「えーそうなの?」
「ぶっちゃけ、その武器、めちゃくちゃ眉唾してるよ」
「ふーん。ありがと」
「ツンデレやん」
「こういうの好きなんでしょ」
「きらいじゃないけど好きじゃないよ」
「どっちー?」
「どっちも。さて、そろそろ本題に入りますか」
「えー」
「えー。ちゃうねん。本題はこの物語を続けるべきかや」
「おもすぎるよー。いいとこじゃん」
「重いね。やっと物語進んできたとこ」
「やってみてさ、それで無理ならいいけどさ……ちゃんと書いてないじゃん」
「ごめん」
「謝るぐらいなら、書くべきだよね。風花間違ってる?」
「うん。正論」
「なら、書こうよ。ねっ!」
「感謝するぜ、お前と出会えたこれまでの全てに」
「ありざしたー」
「いや、それ俺のセリフな。ばばんばー」
「なにそれ?」
「マチカネタンホイザ」
「……」
「HEY。SIRI.この空気をなんとかして」
「ホームキットアクセサリが設定されていないようです〜」
「役立たずだね〜」
「役には立つよ。ほら、ちょっと流れ変わったやん」
「河童の川流れ?」
「失敗してへんわ。どうもありがとうございました〜」
「そっか。じゃ、またね」
「ありがとうな」
「めっちゃ、ツンデレじゃん」
「お前もな」