• 異世界ファンタジー

失敗を恐れるな〜プロットなんて必要ない〜

 どうやら、小説を書く場合、プロットというものを書くのが一般的らしい。いわば、設計書のようなものだ。ただ、俺はそういうものを持ち合わせていない。殆どが閃きである。閃いたシュチュエーションであったり、キャラクターであったり、小さな物語を繋げて物語を紡いでいく、ただ、これは、正攻法ではない。

 例えば、シチュエーションから物語を作る場合、

「二つ返事で依頼を受けるからこんなことになるんだよ!」
 
 同じ失敗だ。けれど、大した問題ではない。

「時間を稼いでくれ。数十秒あれば十分だ」

「わかったよ。けど、これ、倒してしまっても問題ないんだよな?」

 大した自信である。しかし、相手は不死者である。

「ああ、遠慮はいらないぞ」

「そっか。じゃあ、後はよろしくね」

 彼女の背中はとても頼もしく思えた。

 こういうパロディなのかオマージュなのかよくわからないネタを思いついたりするのだが、どう考えても死亡フラグである。

「返事がない。どうやら気絶しているようだ」

 このキャラクターここで退場させて大丈夫だったのかなぁ。みたいな事を思いつつも、後先考えず、シュチュエーションにつなげて、退場させた結果、後悔するようなケースが多々ある。

「この依頼なんで、受けたのよ?」

 現実において、選択というのは何となくが大半である。意味なんて必要ないのだ。生きることの意味を探求しながら、送る人生が楽しいだろうか?
答えは否である。

「依頼を受けるのに理由がいるかよ」

「あんたバカァ?」

 物語を紡いでいるうちに、上手いこと纏まったり、閃きで繋がったりするのだ。大まかな構想から細部を考えていく。掘り下げていくのは後でいい。

「失敗を恐れてるんじゃない。熱を失ってしまうことの方が問題なんだよ」

 いいじゃないか…!三流で…!熱い三流なら 上等よ…。というわけで、パロディ三昧ではあるが、狂気の沙汰ほど、面白い。

スライムの設定 ※キャラの設定は練り込む派
•適応
 技や魔法に適応し、姿形を変え、無力化する。
•弱点
 燃焼と切断に弱い。連続魔法あるいは斬撃を重ねれば個人でも対処可能
•対策
 飽和攻撃をし、消滅させる。姿を変える途中に他の攻撃手段を用いてコアを損傷させる。コアが損傷すれば変形が止まり、仕留めることが可能

 まずは、一歩を踏み出すことが大事なのだと俺は思う。

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