ゴールデンウィークで読書を思いっきり楽しんだ。久しぶりにページをめくる手が止まらないといういい小説だった。
今回読んだのは冬期限定ボンボンショコラ事件である。
アニメの氷菓の原作小説と同じ作者の小説。
むかーし、なんの気もなく手に取って読んだことのあるシリーズだ、と思う。内容はうろ覚えだが、かわいい表紙と中身のギャップすごいなと思った記憶があるような気がする。
この小市民シリーズは夏にアニメ化するらしい。それと連動して新刊を出したようだ。私もそのアニメPVを見て、新刊を手に取った次第なので、広告効果は十分だったのだろうと思われる。
やっぱり、この作者は読ませるんだよな。
内容は割とシンプルで謎解きの部分も読み終えてみれば、そんなことかー、と思うところもある。
でもなんか、読む手が止まらない。
うまい作者さんなのだろう。だがそのどこがうまいのか、が分からないのでまねはできない。ある人の言っていたように、あまり面白くない小説からの反面教師のほうが簡単だ。だがあまりにうまい物語の場合面白かったとは思うけれど、どういう要因のうまさなのかがわからない場合が多いと。
勉強にはならなかったが、とても楽しんだ。時間があるときに一気読みすることの楽しさを思い出させてくれた小説であった。
アニメももちろん、楽しみです!