現在、リビルドワールドの三巻の続きを読んでいる。
なかなか硬派なSFである。
ちょっと、「真面」っていう言葉を連呼しているのは若干気になる。ここは校正さんが直さなかったのだろう。
それ以外は面白い。なんだろう、世界観がうまいのだろうな、と思う。
オリジナリティのあるモンスター類。ハンター家業のあれこれ、すべてに綿密な設定がある。それが違和感なく機能している。設定だけでもおいしく読める私としては面白かった。ただ、その分地の文の説明度が上がる。それでも読みやすいので作者の筆力が高いのだろう。
モンスターの生態も独特で、危機的な状況が続くので目が離せない。
主人公の性格も、わりとドライで。それが世界観とあっている。
今度アニメ化するようで、その時には迫力のアクションシーンが見れるのだろう。戦闘シーンを迫力を持って、小説として表現するのは非常に難易度が高い、と私は思う。それがうまくいっている小説だ。
正直戦闘シーンを書くのが苦手な私としては、すごいな、と素直に思えるのであった。