• 異世界ファンタジー

読書研究 陰の実力者になりたくて!

陰の実力者になりたくて!を読み終わった。
私はアニメから入ったくちである。
あのばかばかしさと、中二病感がなかなかくせになる。それで続きが読みたくて本を買った。新文芸でお高めなのでもちろんセールを狙って買いましたとも。
読んだ感想としては、アニメはだいぶ小説に忠実に作っていた、ということだ。
新文芸は文章量も多い単行本仕様なのだが、元ウェブ小説らしく、一つ一つの話が短い。その分簡潔に書かれていて助長さは皆無である。そこがまた、さくさく読めて面白い。つまりは一つの巻でいくつかのまとまった事件が書かれている。一冊につき一事件ではないところがウェブ小説らしい。そこがいいところだと思う。
もちろん小説ならではの、このキャラはこんな性格だったのか、とかあのアニメのシーンはこういう意味だったんだな、と理解できるところもある。特にシャドウの配下の女性陣の性格などは小説のほうが詳しい。努力家のイプシロンが一番つぼにはまった。あのシーンはああいう意味だったのね…。後はクレアが中二病扱いされているのだが、主人公、お前も大概だからな?とひとりツッコミをいれる。
これ、主人公が勘違いされるパターンをいくつも作るの、作者天才でないかと思う。物語の筋と、主人公の、ちょい頭がおかしいところが面白い小説である。
アニメの二期ももちろん見ます!と楽しみな私なのであった。

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