今週は聖女ヴィクトリアの逡巡を読んだ。
一巻も既読だが、二巻である、この章では魔法アリのミステリーな感じが強まっていた。
読み手にフェアで、推理しようと思えばできるタイプではないかな…とは思う。すべてのルールと魔法の種類が明記されているわけではないからだ。つまり最終的にはなんでもありなところもある。
しかし、ルールや魔法の種類を羅列されても面白くないことは確かなので、それがなくても物語としては問題ない。
ファンタジーを主軸とした物語の展開がよくできている。
主人公のヴィクトリアとアドラスが、なんか恋仲っぽくなっていて、そこも悪くない。
読みやすくて、最後まで一気読みしてしまった。でも三巻出ていないんだな、と思う。もしかしたらこれから出るのかもしれないが。
異世界転生とかチートでない、割と硬派なファンタジーです。
そういうファンタジー好きーな私としては楽しめた一冊でした。