• 現代ファンタジー

マダラオオヤマネコの君と

正義のヒロインたちと悪の組織の戦いでヒロインたちが勝利し、悪を滅ぼしたもののインフラは破壊され、荒廃してしまった社会で、
ヒロインたちの手助けをしていた少年が、ヒロインのひとりに守られながら共同生活する話。

ヒロインは南米系の、褐色の肌と黒髪の女の子。
幼い頃獣に育てられたという経歴の持ち主で、獣そのものだったのが、少年や他のヒロインや街の人たちとの関わりで社会性や文化性やモラルを獲得していたのだが、それが失われたことで、彼のことを深く愛しつつも、徐々に野生にかえりかけている。

みんなで力を合わせて勝った。
勝つことしかできなかった。
一年かけて得たものも徐々に失われてゆく。
先行きもどうなるかわからない、それでも寄り添って生きてゆこうと約束しあう。

そんな話をふと思いついた。
思いついただけだけど。

「ワタシが獣に戻ってしまいそうになったら、うまくひきとめてくれヨ
……できれば、あんまり、つよくは怒らないでクレ」

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