『彼方への祈り』、本日完結しました。
最後まで読んで下さった方々、本当にありがとうございました!
重ねてお礼申し上げます。
さて、この近況ノートを、あとがきとさせて頂きます。
作者としては、初のSF小説で慣れないところもあり、色々と苦労したためか、思い入れが深い作品となりました。
この作品は、終末が近い世界を描いていますが、直接的にその描写はしていません。
この物語の中心にあるのは、希望、祈りなんですね。
那由を通して、人が変わるということも描きたかったような気もします。
最後まで読んだ時に、なんとなく意味がわかるタイトルにしたくて『彼方への祈り』にしました。
さて、実はこの作品は、まほらがどうなるのか、那由がどうなるのか、ということは、ある程度最初から決まっていました。
それは、以前連載していた『宙の歌』という作品と繋がっている面があるためです。
それでも、『彼方への祈り』は単体の作品として楽しめるものにしたつもりです。特に第三章は、力を入れました。
また、この作品は、続きがあってもおかしくない終わり方にしてあります。
あるかもしれないし、ないのかもしれない。
そのぐらいの気持ちで捉えて頂けると良いです。今はまったく考えていませんので。
もう少し那由のことを、書きたかった気持ちはあります。
これから、彼は少しずつ変わっていくんでしょうから。
那由の笑った顔が書きたかったというのが、心残りでしょうか。
長々と書きましたが、皆様の閲覧、応援、レビューなど、本当にありがとうございました!
このあとがきも見て頂き、感謝です!
では、また、どこかで。
『彼方への祈り』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885579027――その約束が果たされる時を願う。