こんばんは!
なななななんとっ! 月代零さまに三度目のファンアートを描いていただきました!
もう、見た瞬間に言葉を失って、しばらく画面を閉じられませんでした。
これ、物語のなかで、主人公の男の子が、黒基調のゴスロリ戦闘服の子が戦う姿に見蕩れていて、私もあんなふうに黒くなったら好きになってもらえるかな? って感じで黒い服に着替えた結果がこうなった……っていう場面なんです。
なんとなくクラシック・ロリィタのシック調の黒で、制服とか喪服みたいなのかな~っておぼろげなイメージしか筆者もなかったのに、こんなにも魅力的に仕上げてくださったことに脱帽です!
色づかい、表情、佇まい、その全部からキャラクターへの理解と愛情が伝わってきて、「ああ、この子はちゃんと届いていたんだ」って胸がいっぱい(T^T)
物語の中で息をしている彼女を、こんなにも大切に、こんなにも美しく描いていただけたことが本当に嬉しいです!
もう有り難くて有り難すぎて……。
感謝してもしきれませんし、感謝が溢れて、逆に何もお返しできなくて申し訳なくなってきます💦
私にお返しにできることと言ったら、月代さまの作品をご紹介するぐらいしかなく……。
どうか、お許しくださいm(_ _)m
こちらになりあます!
・「蒼天の風 祈りの剣―ここから始まる動乱、あるいは一人の少女の物語―」
https://kakuyomu.jp/works/16817139558099754078 【第四部開幕】剣と魔法の世界で起こる、国と国、人と人の戦いの物語。
※だいたい隔日更新予定。
※第一部は男性キャラ目線で物語が進んでいきますが、主人公は女性です。第二部から女性主人公視点になります。
《第一部 あらすじ》
魔法と精霊が生きる、アルフェリア大陸。そこでは、大陸全域に勢力を拡大せんとするフェルス帝国と、周辺諸国との争いが続いていた。
そんな国の1つ、海と山に囲まれた小国レーヴェ。その第一王子と第二王子は、信念の違いから、王位継承権を争っていた。
ところが、帝国との戦の最中、前線に出ていた第二王子が、突如倒れてしまう。見立てによると、それは呪いによるものだった。
第二王子の近衛騎士・アーネストは、主を救うため、当代きっての魔術師・ベアトリクスに助力を仰ぐ。そして、彼女の弟子である少年と、行動を共にすることになる。
果たして、王子を救うことはできるのか――?
《第二部 あらすじ》
若い魔術師たちの間で、マナを人為的に高めるという薬の噂が出回っていた。同じ頃、王都では魔術師見習いの少年が、不審な死を遂げる。
それぞれの事件を調査していたエディリーンとアーネストは、再び出会い、協力することになるが――。
《第三部 あらすじ》
王立魔術研究院に入所したエディリーン。慣れない生活に四苦八苦しながらも、束の間の穏やかな時間が流れていた。
しかし、各地を巡るマナに異変が見られ、エディリーンのことを知っているらしい強敵が現れる。
そんな折、ユリウス王子の婚約者である同盟国の姫・シャルロッテが来訪し、事態は新たな局面を迎える。
剣と魔術の世界を舞台にした本作は、壮大な戦いや陰謀だけでなく、「人がどこに拠って生きるのか」という静かで深いテーマを描いたファンタジーだと感じました。
強い力を持ちながらも、それに安住せず、自分の意思で選び、迷い、時に傷つきながら前へ進む少女エディリーンさん。
その姿は英雄然としたものではなく、とても人間的で、だからこそ心を強く打ちます。
血のつながらない家族との絆、守るために手放す覚悟、与えられた居場所ではなく、選び取る居場所の重み……。
そうした感情の積み重ねが、戦いや事件の裏側で丁寧に描かれていきます。
そこが堪らないんです!
世界観は重厚なのに、語り口は繊細で、登場人物たちの心情が静かに胸へ響いてくるのが本作の魅力の一つです。
派手さよりも物語の芯を大切にしたファンタジーを求めている方、キャラクターの生き方に寄り添いたい方に、ぜひ手に取ってほしい一作です。
本作なのですが、誠実という賞賛が最も相応しい作品だと思うんです。
物語、キャラ、読者……その全てへの向き合い方が誠実で、だからこそ、作品全体への抜群の信頼感を感じずにはいられない……そんな傑作です!
※こちらカクヨムコン11へのエントリー作品になっております。ぜひご一読のほうをよろしくお願いいたしますm(_ _)m※
すみません、もう一作をば。
・「クリスマス・キャロルは流れない」
https://kakuyomu.jp/works/822139841530041546 与えるのも、与えられるのも苦痛だ。俺は、何もいらない。
クリスマスイブの夜、俺は彼女に振られた。
だけど、特に何の感慨も沸かない。相手のことを考えたり、何かを与えたり与えられたりということが、俺はひどく苦手だった。
家に帰れば、ルームメイトの隼人と酒を飲んで、軽口を叩くことができる。俺はそれでいい――
きらびやかなイルミネーションが街を包む季節に、そっと胸に刺さる一作が『クリスマス・キャロルは流れない』です。
華やかさの影で取り残されたような寂しさや、「与える・受け取る」が苦手な人が抱えるモヤモヤを、驚くほど丁寧に、静かに描き出した物語になっています。
主人公は、人付き合いの距離感が少し不器用な社会人男性。
イベントごとも恋愛もどこか疲れてしまうタイプで、その心の動きがあまりにもリアルなんです。
読んでいると、「ああ、こういう気持ちってあるよね」と自然に共感を呼びます。
言い方はわるいかもしれないけれど、陰の属性をお持ちの方なら共感度アップだと存じます。
一方で、物語には確かな温度もあります。
とくに彼のそばにいる同居人との距離感が絶妙で、言葉にしない優しさがものすごく染みます。派手なドラマはなくとも、ページの端々に静かに灯る救いがある……そんな作品です。
クリスマスだからこそ読んでほしい、しんしんと心に降り積もるような短編です。静かな物語が好きな方に、強くオススメします!
※こちらもカクヨムコン11短編へのエントリー作品になっております。ぜひご一読のほうをよろしくお願いいたしますm(_ _)m※
結びにはなりますが、月代さま! このたびは、ありがとうございました!
このイラストも印刷して、傷付けないようにポスター貼るやつで貼り付けて飾りますね!
これしか言えないのですが、本当に本当にありがとうございました!!!