独白。
異世界ファンタジー「転生先はバラバラ魔王。体を集めて珍道中」をひとまず、完結させた。
途中SFっぽくなったのは、「この異世界で狼よ、月と踊れ」の流れが尾を引いたため。というか、ネット上のガン◯ムの資料が詳細で助かる。ガン◯ムの内容を憶えているのは一年戦争まで。SFを標榜するつもりはなくてあくまでファンタジーの一環。伊藤計劃氏の「虐殺器官」にはまず超えられないと割り切っている。
で、とりあえず、冷却期間。筆を乾かさないために、何か他のモノを描きたい。
克己脱殻をめざして、最も忌避する恋愛ジャンルに手を伸ばそうと試みる。異世界ファンタジーは今も苦手だ。「十二国記」みたいに甘くないのは好きだけど。
正直、恋愛ジャンル経験は故・渡辺淳一氏の「愛の流刑地」と江國香織氏の「東京タワー」の2冊のみ。恋愛モノも、ラノベ風にアマアマには書けない。
告られた彼女の母親を愛してしまった薄命の少年と、その周辺者をやりたい。
とかく、主人公が死ぬというシチュエーションは読者受けが悪い。またpvは集まらないだろう。だが、やりたい。
ただ、そこにギミックをしこむ。死して生きる。愛は死なないとはどういうことかを考える。恋愛に死を伴うこともジャンル定義から外れていないと思う。
イチャイチャしてセックスして、子供ができましたでは、日常だ。
イチャイチャもセックスもしたいのに、できなくて、許されない。それでもお互いを忘れたくない人間の執着というか、慕情というか。純愛ではない渇愛だ。
必ずしもカクヨムには向かない内容になるか。でも、描きたい。最悪、他サイト、別媒体で描くことになるかもしれん。
残酷な未来を歩ませるが、救いは用意する。
いつ頃になりそうだろう。年内には書き上げたい。これまでのようにだらだら描くもんじゃない。この恋愛は苦痛を伴う。
《初志返戻する自分に宛てて》