ええもう、夏さんにはそろそろお引き取りいただきたい昨今ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
AIコーチについてはセカンド・オピニオン的にClaudeやChatGPTにも質問してみていますが、それぞれ使いやすい部分が確かにあったり、しかし無料の範囲では限界があったりと一長一短です。
とくに、コンテキストウィンドウつまり1本のチャットにおける会話量の上限が(レビュー依頼するには)結構厳しいです。
今のところGeminiが最も会話を長く続けられますし、Gemで振る舞いを設定できるのもいいのですが、一方でGeminiの返答は上記2つに比べるとちょっと薄味に感じます。とくにChatGPTおそらく皆が散々活用して鍛え上げたであろう猛者感がありますね。
『チェイサーズ』第一話のレビューをさせたところ、Claude、ChatGPTいずれでも「情報量が多すぎる」との指摘でした。うーん、まあ第一話が29,000字もあるのは確かに問題とは思ってるけどね。
設定をいつどの程度開示するかのさじ加減て、最初に書いた『千の箱庭 〜婚活連敗王子はどうしてもフラグを立てられない〜』の頃はそれなりにできていたと思うんです。
あれはオムニバスの積み重ねで、物語の中盤では、一話ごとに世界観や魔法の法則が違う別の世界を訪問するという、王子のミラクル大作戦な展開。プロットを作ってから本文執筆に入る派なので、各世界の設定もプロットと同時に書き出してましたが、その設定って大して本文では語っていなかったです。
設定そのものを語らなくても、その設定を前提としてキャラが動いたり情景を描写したりすればそれで済んでいて、つまり設定は自分が執筆するときに使う定規みたいなものだったんです。漫画用原稿用紙に青色で印刷されてるトンボや目盛りって実際には印刷されないでしょ? つまりああいう感じ。
そりゃまあ語り手が多少は解説することはありますが、語り手にとって必要な部分だけで、それ以外をくだくだ語ったりしない。でも作者としては語り手が触れる部分以外も組んでおくことで筆致を確固とさせる。そんな感じ。
例えばこんな感じです。
『千の箱庭 〜婚活連敗王子はどうしてもフラグを立てられない〜』
・第10話(全10エピソード)
https://kakuyomu.jp/works/16817330660424976616/episodes/16817330661166926777・第10話設定メモ
https://kakuyomu.jp/shared_drafts/hgRZJqCzSlUPcIQbqMGcgt8jxfJhCpJs どうして『チェイサーズ』ではこの感覚で書けないのか……?
などと悩みつつ以前の勘を取り戻そうとしつつ(てか、以前の勘が失われていることにショックですが)、チェイサーズ第2話は進捗50%です。
8月中に公開できなかったなあ。