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『チェイサーズ 異空の錬金術師』第2回公開/よもやま:主人公の名前、いつ出す派?

『チェイサーズ 異空の錬金術師』
https://kakuyomu.jp/works/16818093087886641959

本日は第2回を公開です。

せっかくなので創作よもやまな話を。

私は、主人公の名前はなるべく最速で出したい派です。
特に、なろうで最初に公開した『千の箱庭 〜婚活連敗王子はどうしてもフラグを立てられない〜』などは一話ごとに語り手が変わる構成のため、この話の主観は誰なのかをまず示す必要がありました。
それだけでなく、「主人公は真っ先に名前が出なければならない」というマイルールを持っています。
最も重要だからこそ最初に覚えてもらう、そんな認識。
『千の箱庭』では、「シェヘラザード」という呼びかけから始まっており、つまりシェヘラザードが作品全体の主人公なのです。どれだけ各話で様々なキャラが一人称で語ろうとも。

その後の作品でも、多少情景描写で字数が進んでも名前が出る段になったら最初の名前は主人公の名前。
※この話をするために今日確認したら、背のび従者だけうっかり脇役の方が先に出てました。主人公くん、迂闊!

このマイルール、どこから来たんだろうと考えると、多分少女漫画で学んだんだと思います。
ローティーンの頃は少女漫画をナメていて、「どうせ第一話で登場した男女が最終的に結ばれるんじゃん」とか思ってました。

何言ってんですか! それが王道でしょうが!
主人公とその相手についての物語なんだから最初に出して覚えてもらわなきゃならないでしょうが!

ってことです。

でまあウェブ小説を書くにあたり、そういう情報は早めに出してわかりやすくしていった方がいいだろうと。

と言ってもこれは長編におけるマイルールです。
短編では、どちらかというと名前は出さなくてもいいと思ってます。短いボリュームの中で名前が出るとかえってノイズになる、そういう話もあるし、流れ的に名前を呼ぶのが自然な場合もあるし、でこだわってません。
名付けるのがめんどいので、名前が出ない流れのほうがありがたいかな。
転生ものの短編シリーズでは、「悪魔のささやき」の主人公は名付けてません。短編はそんなもんでいいんです。名前よりストーリーが大事。

だらだら書いてたら長くなりました。

ということで、『チェイサーズ』も最初に名前が出たほうが主人公です。

皆さんは、どんな派ですか?

引き続きよろしくお願いいたします。

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