いつも★や♡をありがとうございます!
冬野です。
カクヨムの方も色々とカクヨムコン4に関連したイベントが上がってますねー。
レビュー企画に加えて、裏話や、今度は「さがそう! #カクヨムコン4 推し作品発掘キャンペーン!」も始まりましたね。
推し作品かあ……、今のところまだ二、三作しか読めていないのでちょっとどうにもできない感じです。本当は他の方々の作品も読んで感想だけでも言いたいのですが、なかなか。読める方は尊敬します。
推しかどうかはわかりませんが、これなんか結構気になってますね。
事故物件に1日だけ住んで、YouTubeで動画配信するアルバイトはじめました。/プパドック
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887684281 まだ連載中の作品です。
一話目(というか0話目)がいきなり「【新生】」から始まっているところから予想はつくと思いますが、二人組ユーチューバーで本来いるはずの一号が居ません。一号は行方不明になったため、二号と三号で新生ゴーストイーターになったところからです。
舞台裏を除いてほとんどが二号と三号の掛け合い形式で続いていくため、台詞しか無いのがいかにも動画らしい。
また、二号のテンションが(動画内では)終始高く、いかにもユーチューバー的なんですが、初っぱなから「前まで一緒だった一号が行方不明」とかぶっ込んでくるの大好き。どうも私、ギャグやコメディの後ろにシリアスな設定があるのが好きなんですよね。これについてはちょっと別作品なんですがいずれ語りたいです。
それとこれはやべーな……(素)って思ったのがこれです。
自分ドロップ/千葉まりお
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883413631 こちらは完結しています。
どうレビューしていいのかいまだにわからないけれど、もしこの作品をレビューするならタイトルに絶対「お前は34歳だった。」ってつける。
第一話の初っぱなから地の文でそんな一文から始まる、いろいろな意味で凄い小説。カクヨムに限らないけど、web小説ってたまにとんでもないの転がってますよね。
これ、終始一人称というか地の文のそれが「お前」なんですよ。そして「お前」の人生が語られる。三十四年かけてどんな人間になったかを指摘され続ける。それは一言で言えばただの「変なおじさん」である――それがまるで主人公ではなく読者自身が語られているかのような戸惑いと、ぐいぐいと読ませる勢いがある。
けれども、ある瞬間に「お前」ではない者が首をもたげてくる。その瞬間からこの物語の構造が明確になってくる。そこからはもう坂道を転がり落ちるというか、ノンストップというか、なんというか……。
マトモってなんなんでしょうね。まあぶっちゃけ、彼がまともかといわれると「んんーーww」という反応になりますが。(笑)
どちらもホラーなんですが、方向性が違うホラー二作について語ってみました。
それでは今日はこのへんで。