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「少女、絡繰る。」のどうでもいい話

 この近況ノートは、「迷宮主さん、おやつ食べましょう!(仮)」の
「挿話1 少女、絡繰る。」のネタバレを含みます。

 割とどうでもいい話ですが、ある程度どういうのが好みかなと考えながら書いたので、もったいないので書き散らしておきます。


 作中で二人が見ている映画は、中高生ウケを狙ったホラーのイメージです。
 ブラッドガルドが感じている通り、アイドルなどの新人が主役に据えられ、中高生の一部にはウケる(あるいはウケると思われている)が大人や映画を見慣れている人々からの評価はそこそこ。
 昔に見て「面白い!」と思っていたら、後から評価を見て意外に低くて驚くタイプの映画。
 友人からオススメされた設定なので、瑠璃の周りにはそういう人間がいるか、あるいはそういう映画を自ら発掘しているタイプ。オススメされていたのがB級以下だったらおそらくブラッドガルドに拳骨くらいは落とされていた。

 そんな当の瑠璃は話題作をそこそこ見るタイプ。
 現実で例えるなら、「君の名は」や「シン・ゴジラ」なんかの話題作から、マーベルの人気作を見に行くタイプ。恋愛要素が無いとダメというほどステレオタイプでもなく、見て楽しいものを面白がるタイプ。

 ブラッドガルドの世界に映画やテレビは無いが、神話や物語は当然存在し、人間側には神話や英雄譚を元にした演劇も存在する。脚本をある程度専門に書く人間もいるが、まだ少数。
 ゆえに好みなんてあって無いようなものだが、自分の中の悪意に苦しんだり、あるいは人々の持つ正義という名の小さな悪意が大きな悲劇を巻き起こすような映画があれば、愉快そうに見ていることだろう。

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