先週はかなり遅い夏季休暇ということで、与論島に滞在していました。
11/6・7は雨もなく、少し晴れ間もあって、美しいヨロンブルーも堪能できました。後半8・9は雨を覚悟していましたが、ここまでになるとは。
わざわざオンシーズンを外して、台風ももう来ないだろうと狙って行ったのに、よりによって今年は異常気象の連続、まさか島の人々さえ経験したことのない線状降水帯による1日600mmを超える雨(観測史上1位)、短時間大雨特別警報、警戒レベル5が出るなんて、あまりに予想外でした。
普段、報道等で他人事のように「大変だなあ」「気の毒だなあ」「早く回復したらいいのになあ」なんて思っていたら、まさか直撃を受けるなんてね。
しかも、特別警報が出たのが午前2時過ぎで、情報収集もままならず、ニュース番組でもどうなっているかほとんど分からず、与論町役場の防災無線は何度があったのですが、ほぼ聞き取れず、な状況で、ほとほと困りました。
宿泊先は与論島ビレッジ(映画「めがね」のロケ地です)で、比較的高い位置にあったのですが、万が一土砂崩れがあったらどうしよう?雨風で建物が破壊されたらどうしよう?とかなり不安な気持ちにもなったりしました。
本当に小さい島なので、道路が寸断されたら逃げ場がないし、叩きつけるような豪雨の音で眠れないし、ちょっと生きた心地がしませんでした。
翌日9日、比較的雨が弱まって、町の中心繁華街の茶花の目抜き通りに行ったのですが、報道等でよく見る光景が広がっていました。ここは数年前の台風時にも被害にあったとのことです。
床上、床下浸水、飲食店やホテルの一階部分がやられていて、泥を掻き出したり、濡れた家財道具を外に出して水をかけていたり、トラックに使いものにならない不用品を積み込んだり、皆さん総出で作業されていました。
幸いにも帰路フライトは定刻通り飛んでくれたので、予定通りに帰宅できましたが、出かけた際にひざ下まで水に浸かってしまったことが影響したのか、酷い風邪をひいてしまい、今朝早速病院に行く羽目に。
美しい海を眺めながら、ゆっくり休暇を過ごす予定がとんだ旅行になってしまいました。
今度はオンシーズンのベスト与論島を楽しむべく、リベンジしたいと思っています。