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成人式の1週間前にあったこと

成人の日を過ぎたので、私の成人式の話を。

あの日は、1週間前に高校3年時のクラスメートのお葬式に出たばかりでした。

彼とは特別仲が良かったわけではないけれど、出席番号が隣(私が前)だったので、定期テストのときに必ず顔を合わせる間柄でした。
テストといえば、センター試験前日に登校中に会って、「明日センター試験だね」と話した記憶がやけに残っています。

彼は雪山で遭難して亡くなりました。
お葬式で聞いた、生前に親に宛てた手紙の話で、細かい内容は覚えていないのですが、高校卒業後に親といろいろあって、それから立派に生きていくことを誓う手紙でした。
私はちょうど秋に大学を中退したところだったので、全然立派に生きられていない自分との差が恥ずかしかったです。
まあ、今も恥ずかしいままですけどね。

全然成人式の話じゃないですね。
じゃあ成人式の話を。
私はお葬式と成人式に同じ服で出ました。クリーニングにも出さなかったはずです。
あ。誰ですか、お葬式に振袖で出たと思ってる人は(いないって)。

ちなみに私は、成人式のあとで別の大学を受け直し、4年後に無事卒業しました。
まあ、そのあとに地獄の人生が待ってるんですけどね。

自閉症だとわかるのはもっとあとです。

     *

最後に小説の話。

中編小説「紫の世界 金色の瞳を隠して」があと2話で終わります。
https://kakuyomu.jp/works/16818093088341962943


※添付画像は最近撮った写真「メタセコイアの下から」

2件のコメント

  • こんな世界で、生きてるだけでも立派なんじゃないでしょうか。

    ただ、理想と現実のギャップは誰にでもあると思います。とはいえ完璧な人に、なってみたいとも思いません。
  • 加賀倉 創作さん、コメントありがとうございます。

    うーん、確かに理想と違ってもしかたないとは思うのですが、私の場合は日常生活がまともに送れないレベルなので、さすがに立派とは思えないんです。特に、私は親に迷惑をかけ続けているので……。
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