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  • 現代ドラマ

近況報告

 どうも、梅院です。
 平成が終わりに近づく中、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
 ようやく、冥府の剣も第2幕が終わりました。
 現在は第3幕を書き進めているところです。年明けには開始したいところです。

 さて、今年は色々ありましたが――私の最大の出来事は、大卒から5年以上務めた職場を辞めました。
 8月辺りから一気に更新速度が上がったことについて、おかしいと思った人が何人かいらっしゃったのではないでしょか?

 6月中旬に、会社に行くのも辛くなり、休業の末7月末を持って退社しました。

 まぁ、原因と言えば、上司と合わなかった、と言うのが一番ですね。
 入ったばかりの頃、趣味について、「小説なんてくだらんもの書かないで、休日は資格取得の勉強しろ」と言われたり、タバコや酒が嫌いな私に飲み会で執拗に絡んできたり……
 入った時が就職氷河期だったんで、もう就活も嫌だったんで頑張って耐えていたんですが、向こうから見たら、コミュニケーション能力のない人間に見られたみたいで……実際、それが原因で客先からも評価が低く見られていたようです。

 二年前辺りに、部長が来てコミュニケーション能力向上の教育をされたんですが――

長「好きな芸能人いる?」
私「(ほぼ毎日22時まで働いて忙しくてテレビ見る暇ないわ)んー、長澤まさみですかね(超適当)」
長「あの人は何故魅力か! 笑顔だ! 君には笑顔が足りない!」
私(すいませんね……)
長「君はふとした時の笑みがいい感じなのに、もったいない!」
私(簡単に笑えたら苦労しない……)
長「その笑顔を出せるようになれば、女にもモテるぞ!」
私(モテなくて悪うございましたね……)
長「まぁ、さすがに長澤まさみは振り向くとは思わないけど(笑)」
私(……)

 最後の一言が余計なんだよ!
 何だ! てめぇの言うビジネスマナーってのは、笑顔の裏で人を小馬鹿にすることか! ざけんな!

 さらに言えば、21時まで働いた後に22時まで以前のミスについて室長からいろいろ説教受けて、もう会社に行くのが嫌になって、三日間休んだ挙句に退職届だけ叩きつけて帰るつもりだったんですが、(趣味を否定した)室長に捕まり――

長「何で急に辞めるの?」
私「もう無理です」
長「さすがに勝手だぞ」
私「承知です」
長「別の職場決めてるの?」
私「決める暇ないです」
長「決めずに辞めるとか……君の経歴に傷がつくぞ」
私(探す暇がねぇんだよ)
長「あんまり短絡的なのはよくないぞ」
私「家族や友人とも相談しました。このままじゃ体が持たなくなると」
長「そりゃ、お前の家族だったら仕事じゃなくて、お前の仕事第一に考えるだろ」
私(てめぇも人の親だろうが。自分の息子が俺と同じ目に合ってたらどう言う気だ?)

 さすがにぶちぎれた私は、客先の面談スペースで号泣しながら、今まで受けた仕打ちをぶちまけました。

長「す、すまんかった」
私「……」
長「で、出来の悪い人間には発破を掛ける意味できつく言ってしまうことあるから……」
私(今、はっきりと出来が悪いって言ったな?)
長「ただ、辞めるのは待ってくれ! 君は必要な人間なんだ!」
私(今出来が悪いって言ったばっかりだろ)
長「日を変えて面談させてくれ!」

 というわけで、部長も交えて面談という話でしたが、このままじゃ丸め込まれると思い、体調が悪い旨を伝えて時間を置こうとしたんですが――

長「君の住んでるとこの近くの喫茶まで行くから!」
私「いや、そこまでは……」
長「どこか、喫茶ないか!」
私「いや、その体調悪いので――」
母(再連絡するって言え)
私「再連絡しますので――」
長「だから、こちらから出向くから! 近くに話せる場所は――」
私「いや、だから――」
 ここで、母がぶちぎれ、私から携帯を引ったくり、
母「そっちの所為で息子の体調が悪くなったんですけど! そこのところ踏まえてくれませんかね!」
長「は、はい。分かりました」

 後日、精神クリニックの診断書を送り付け、休業を決め込み、七月に人事部に直に電話を掛けて辞める旨を伝えました。

 今は、精神クリニックに通いながら、デイケアで自立支援プログラムを受けつつ、再就職に備えているところです。

 しかし、うつ状態になると、それで障がい者扱いになるんですね……そりゃあ健康保険代肥大しますわ。

 自動運転が実装されれば交通事故で亡くなる人がいなくなると言いながら、開発に関わった自分は危うく廃人ですよ。交通事故で亡くなる人と、過労で死ぬ人、どっちが多くなるんですかねぇ――
 本当、人間ってのはAIを発達させる代わりに思考を退化させた、愚かな生き物だと常々思います。

1件のコメント

  • >黒髪アンナさん

    コメントと作品への評価ありがとうございます。

    最近、私生活の方がゴタゴタしているので執筆も読むペースも遅いですが、作品への感想はある程度まとまった量(最低でも章単位かな)を読んでから書きたいと思っています。
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