いとう　ゆうじ

　光を放つ【光】を持つ者は神の御使いとして敬われ、腐った物を吐く【穢】を持つ者は罪の証として、見目では判断できないはずの善悪を一目で判断するための基準であるとされていた。 　【光…

魔術師エイヴァは現実主義者。人生そこそこ楽しく適当にがモットー。 ある日、魔塔の同僚たちと仕事終わりに飲んで帰り、深夜に目覚めると隣には男が。 よくよく見てみると、婦女子に大人気…

ほのかは普通の女子高校生――だった。 しかしある夜、ほのかは女子高校生の血を吸っていた青い目の吸血鬼アイゼンバーグに出会う。 すると赤い目をした吸血鬼デイン、銀の目をした吸血鬼マ…

　「足垂（あしだれ）」というのは陰陽師の家系で、謀略に長けている家だ。人によっては息苦しいと感じる厳しい家だが、足垂にどっぷり浸かった足垂　碧緒（あしだれ　たまお）は教えを嫌って…

田舎貴族のティーナは来年成人する。婚約者も決まっており最後の羽根伸ばしとして王都の仮面舞踏会に出席するのだが、殺人の容疑をかけられてしまい……。 ティーナは誰に対してもどんな時…