卯月二一

自主企画のクリスマス短編本棚のほうにこちらを取り扱った作品があり、内容を思い出していた卯月です。

読み専様大歓迎！！！【クリスマス】テーマ限定（短編のみ） 聖夜まで素敵なお話しを読んで過ごしませんか？　
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093090399062542

企画に参加されている　玄納守 さまの「【短編】大きな戦争の小さなクリスマス休戦」です。


クリスマス休戦をご存知ない方のために（昔だと高校世界史の授業なんかで触れる先生もいたかも）。

今年も関連の記事があがっていました。YAHOO！ニュースで発見。
【クリスマスの歴史】1914年のクリスマス――奇跡の休戦について
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/190fc4eeddc49d214ed710ced1d920b14767af04

もちろんｳｨｷにも（ｳｨｷにしては珍しくきれいにまとめられているのです）
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%B9%E4%BC%91%E6%88%A6

戦争で戦っていたはずのドイツ兵とイギリス兵が、1914年12月24日夜の西部戦線、塹壕の間の無人地帯でフットボール（サッカー）の試合をして楽しんだとか。

休戦の発端は（場所によって様々のようですが）、その夜、ドイツ軍の塹壕から兵士たちの歌う（ドイツ語の）クリスマスキャロルが聴こえてきたのに呼応して、イギリス軍の塹壕からも（英語の）クリスマスキャロルが歌われる。夜明けにはお互い塹壕を出て停戦状態に。

記事やｳｨｷにもあるように、そのまま戦闘が続いていた地域もありました。

翌年1915年にはそんな休戦などなく、この大戦では毒ガス兵器が使われたり、（資料により幅はありますが）戦死者1600万人と悲惨な歴史上の出来事であったことには変わりなく、このクリスマス休戦を美化すべきでないという意見もあるようです。

ですが、戦争を終わらせるのは人間であり、その可能性をクリスマス休戦からみることもできるのではと思います。

現在、遠い国で起きている争いにはハイテク兵器も投入され、機械に依存したものになっているので、長閑にクリスマスにサッカーなんてことはまずあり得ない状況。

ですけど、ひとつくらいこのクリスマス休戦に匹敵するくらいのエピソードが出てこないものですかね。世界が情報ネットワークで繋がった時代。そういうのが大きな力となって状況を一変させる可能性も残してるんじゃないのかと思ってみる卯月でした。

クリスマスな曲　その１２
ハピメリ / めろくる feat.初音ミク
https://www.youtube.com/watch?v=qTGB8j8o6tY


では。