『曹操の料理人』史実と創作に関して

 はじめまして。カメヒロと申します。
 この度、『曹操の料理人~軍師祭酒・郭嘉 異聞~』を掲載させていただきました。全40話で完結済みです。
 カクヨムは初投稿なので、書き方がわからず戸惑ったりしていますので、こちらで小説の補足をさせて頂きます。

 まず、『曹操の料理人~軍師祭酒・郭嘉 異聞~』という作品に関して。
 三国志時代の衣食住文化を調べるのが趣味で、特に食事に関してディープに調べておりました。その豆知識をどこかで発表しようと思い立ったのが、本作品です。

 そういう性質の書き物なので、なるべく史実に沿っていますが、当然、創作部分もふんだんに入っています。カクヨムは『後書き』部分がないので、補足が出来ずに悩みました。
(前書き、後書きってないですよね???)
 という訳で、少しだけ補足です。

 まず、郭嘉が料理人なんて、大ウソです! (信じる人はいないと思いますが)
 当初、この小説は、三国時代の無名な男女の日常生活を書くつもりだったのですが、あまりにも地味だったので中止。
 「やはり著名人物にスポットを当てよう!」となり、白羽の矢が立ったのは曹操でした。乱世でも食を楽しみそうなのは、やはりこの方。『魏武四時食制』を記していますし。
 そして主人公が、郭嘉となったのは……趣味です。調べ上げた『三国時代の食』の膨大な資料を、『料理人・郭嘉』という大ウソに乗せてお送りする、日常まったり三国志です。

 それと袖の龍で位階を示す軍衣は、この小説の創作です。史実における武将の官位は、年代ごとに仔細に判明しておらず、創作せざるおえなかったからです。武官も文官も一纏めのシンプルな位階を作って分かりやすくしました。「徐晃はこんなに低くない!」みたいな感想がそれぞれあるかと思うのですが、郭嘉たちの引き立て役なんです、すみません、ごめんなさい、ゆるしてください!

 夏侯惇、夏侯淵の生年は分かっていませんが、曹操よりも年上に設定しました。曹操を怒鳴り散らす役柄が欲しかったので。曹純の生年は諸説ありますが、郭嘉と同じ170年説を取りました。これに関しては、連載が続いている『ノベルアッププラス』にて説明予定です。

 本編を読んでくださった方、ありがとうございました!

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