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夢かなわぬ者になる

 才能をみる。私は、死にたくなる。死にたくなる。自分の、自分だけのを探し求めるが、すぐ隣には、圧倒的才能がある。それは私のものではないの。一体何なんだ。無理なのは正直分かっている。だって、二行でわかるんだもの。隣がとんでもなくてすごくて、自分のがゴミだってことに。できるだけとっとと死にたい。環境が問題なのかとも考える。隣の親が教授でうちの親はそうじゃないこととか。隣の家にはもともと本がいっぱいあって、うちは本なんてないから自分で集める必要があったこととか。

いいよ、私は毎日ゲームして死んでやるんだから。その間、小説書けば?いいんじゃない。そうだよ。八つ当たりと嫉妬だよ。小説家になれなくて、小説家になりたかった者として生きるよ。齢21。

 すごい文章をかけないから死にたいだなんて子供っぽい?知ってるよ。やってられないよ。夢かなった人は、がんばれば夢かなうし、もっと頑張ろうってなるじゃん。夢かなわなかった人は、夢かなった人を見て、呼吸をしなければいけない。生き続けないといけない。夢かなわぬ人の方が強いし美しいや。自分を慰めているだけ?それでもいいよ。

 だから、夢かなった人は努力のおかげとか言わないでね。才能のおかげって言って欲しい。あなたの隣には、努力をし続けても夢かなわない人がいるんだから。

 求めるもの。それは、昼寝。才能がなくても昼寝をしよう。小説家になれなくとも、賞を受賞できなくとも、昼寝をすればいい。猫をながめることができるともっといい。

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