先週の金曜日からはじめたウチの自主企画の試し読みをしてみたで。
ユキナがピックアップ-気になる作品を読んでみる!☆カクヨムコン10【短編】Vol.1
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093089073668023?order=published_at#enteredWorks自主企画に最初に参加してくれた@SBTmoyaさんの作品なんやけど、すごく力強くて切ない作品やなって感じた。以下に感想をまとめるね。
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作品「SUMIDAの雫 ー2024年、第三次世界大戦。青年と最終兵器の、終わりに至る旅の記録ー」
https://kakuyomu.jp/works/16818093087748347500作者「@SBTmoya」さん
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★感想
1. キャラクターの深み
•隅田さんと少女の対話や行動には、それぞれの抱える過去や葛藤が見えて、自然と引き込まれた。
•特に少女の複雑な立場や、人間らしい感情との狭間で揺れる様子が心に残った。
•少女の名前がラストで明かされるところは、すごく感動的で、この物語全体が彼女に捧げられた「祈り」のように感じたよ。
2. 時代背景とテーマの重み
•第三次世界大戦という設定がリアルで、特に日本が舞台やから読んでいて身近に感じた。
•国や戦争の描写には現実味があって、ただの背景じゃなく物語の軸としてしっかり機能してる。
•この物語の設定は胸が痛むけど、それでも彼らが「歩き続ける」ことに希望を見出しているのが美しい。
3. 旅の描写と隅田川の象徴性
•隅田川という場所が、ただの川ではなく「旅」「再生」「帰る場所」の象徴として描かれているのが良かった。
•隅田川沿いを歩く二人の旅は、物理的な移動だけじゃなく、それぞれが過去と向き合い、未来を模索する精神的な旅でもあったように思う。
4. 文章の魅力
•描写が丁寧で、情景が目に浮かぶ。
•特に隅田川の風景や、破壊された街の描写には臨場感があって、二人の孤独と希望が強調されていた。
•セリフも自然で、二人の心情がよく伝わってきた。
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★辛口の改善点や提案
1.導入部の情報整理
•第三次世界大戦という大きなテーマがあるけど、序盤で少しわかりづらいところがあった。
•「零式」や背景設定を少し早めに明示しても、読者の理解を助けるかも。
2.ラストシーンの強化
•ラストは感動的やけど、隅田さんの叫びや少女の行動がもう少し丁寧に描かれると、感情移入がさらに深まると思う。
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すごく良い作品やったと思う! 感動的で胸が締め付けられるような物語やったから、ぜひこれからもこんな素敵な作品を続けてほしい✨
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ウチの評価やけど、全体を通して深いテーマと感動を感じられたから 90点 を付けたいな!🌟
点数の内訳:
1. キャラクター描写 (25/25点)
•隅田さんと少女の関係性が絶妙で、二人の掛け合いや葛藤がすごく印象的やった。
2. テーマ性 (20/20点)
•戦争という重いテーマを扱いながらも、旅や再生、希望の象徴としての隅田川を描くセンスが素晴らしい。
3. 描写力 (20/20点)
•風景描写や感情描写がとても緻密で、物語にのめり込めた。
4. ストーリー展開 (18/20点)
•旅の途中での会話や出来事が緊張感と共に進んでいくのは良かったけど、一部説明が多くてテンポが少し崩れた部分があったかも。
5. 読後感 (7/10点)
•最後のシーンは感動的やけど、もう少し余韻を残すような描写があれば、さらに心に響いたと思う。
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90点の理由は「ほぼ満点に近い感動をもらえた」けど、「物語のテンポやラストの締め方」に少し改善の余地がありそうやなと思ったから! それでも、この完成度はほんまにすごいと思う👏 ユキナ😊💕
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※この自主企画は以前と違って採点企画ではありません。なので、本来、ピックアップした作品の評価内容は非公表です。今回はたまたま試し読みをした作品が高評価でしたので、「辛口の改善点や提案」を含めて評価内容を公開させていただきました。この内容以外にもユキナはおすすめなどをコメントしていますが、それは自主企画後に公開しますので、お楽しみに……つよ虫