2ヶ月99円のプランを越え、そのまま継続して使うことになったKindleUnlimited。
これは、私のように基本一冊読んだらあまり読み返さないタイプの人にはうってつけだと思います。
さて、初巻だけ読み放題に対象になっていたので読んでみた路生よる先生の「地獄くらやみ花もなき」。
この小説は、2巻目買おうかと思えるくらい私の好みに当て嵌まりました。
軽くあらすじを説明すると、人が妖怪に視えることがあるニート青年、青児がある洋館に迷い込む。そこには妖しい少年、皓とメイド紅子が住んでいた。なんだかんだ丸め込まれ青児は皓のお手伝いをすることになる。
そんな話です。
あまりにも語るとネタバレするので、ほんとうに軽い、というか軽くキャラの感想を語ります。
皓→妖艶。いい性格をしている。
青児→大型犬ポジ。ゴールデンに近い。
紅子→超優秀女中さん。クール。
紅子さんに関しては、クールだけど皓のことを気に掛けているし、青児のことも気に入っているなと感じました。
私が語りたいのは、主に皓と青児のこと。
皓。人ではない空気を基本醸し出していますが、青児と接しているときは人間味のある行動と言動が出ています。
このバランスが良い。そして、犬を飼ったことがある身としては、青児に対する皓の反応が分かる分かる、と頷いてしまう。
一番感情移入したのは皓かもしれない。
青児。警戒はしているものの、餌付けされては警戒心を緩めたりまた締めたりと一番忙しい。残念なところがあるものの、それがアホ可愛い大型犬みたいに見えてくるのなんでだろう。
この二人のやりとりが可愛い。いずれ皓に「ハウス」「スティ」って言われる日が来そうな予感がする。
あれ? 既に言っているような気がしてきた……。
※読み終わったのは数週間前なので、妄想と現実が入り交じっております
最終的に皓の青児に対する気に入り具合が突破しています。
外堀埋めているじゃないですかヤダーって言いたくなるほど、青児を囲い込んでいます。
なんだろう、書いててサークルで大型犬を囲んでいる図が浮かんできたんだが。
では最低限のネタバレを避けるため、この辺で止めます。
主と大型犬みたいな関係性、もしくは片方が相棒のこと好きすぎる的な関係性が好きな人にはお勧めできる小説かもしれません。
以上感想でした。