普段はホラーばかりですが、実はSFやファンタジーも大好き。
とくにダークファンタジーが好きで、私の原点ともいうべき作品がこの「ヴァンズブラッド」です。
つらく苛烈で、一見すると救いのない物語展開。
ですが最後はハッピーエンドで幕を閉じる物語です。
ゆっくり改稿しながらアップしていきますので、目を通していただけましたら嬉しいです。
─あらすじ─
文明が滅んでから幾千年の時を経た地球。
魔素が溢れ、暗がりで魔獣が蠢くその星は、崩壊世界ミズガルズと呼ばれていた。
その歪んだ世界で産声を上げたノヒンは、山賊一家に拾われ、荒んだ幼少期を送る。
初めて仕事を任されたその日、魔獣の力を宿した少女ヨーコと出会い、そして恋を知った。
束の間の平穏。だが幸せは、残酷なほど短く終わる。
やがて騎士となったノヒンは、運命の相手ジェシカと出会う。
かつて愛したヨーコとジェシカの間で揺れる心。だがジェシカは因縁の相手、ラグナスによって奪われ──
ノヒンの内に眠る、かつての英雄の力が目覚める。
「無詠唱特殊魔術」
それは科学の残滓。
敵意や痛みを糧に身体を強化し、自己再生力を限界突破させる力。
交差する科学と魔術。
NACMO(ナクモ)と呼ばれる魔素。
失われし東方の国。
ヨルムンガンドの魔除け。
文明の果てに残された宿因が、ノヒンを死地へと駆り立てていく。
ヴァンズブラッド─day break─
https://kakuyomu.jp/works/16818622170939492655