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【結果発表】『この中に一人、GPT-3がいる!』誰がAIだったか?

【結果発表】『この中に一人、GPT-3がいる!』誰がAIだったか?



あけましておめでとうございます!

2022年12月30日に公開した『この中に一人、GPT-3がいる!』の中で「誰がAIだったか?」という問いに作品中で解答を出さないままに終わりました。予告通り、近況ノートで答えを発表させていただきたいと思います。

未読の方は、是非、作品に戻っていただいて、ご一読いただいていから答えを確認してください。
ネタバレ防止のために、空白行を大量に挟んでから、結果発表したいと思います。

この中に一人、GPT-3がいる! - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16817330651280680770






























<デスゲーム参加者>


1.工藤知也(大学院生・情報系)
2.榎本香菜(大学生・医療系)
3.結城未映子(主婦・元経理)
4.宮下弥生(大学院生・経済学)
5.東俊介(会社員・ディーラー)
6.田中裕太(大学生・YouTuber)












<ツイッター投票>


エピローグに現れる主人公と香菜を除いた4名でツイッター投票を実施してみました。

https://twitter.com/tsuyumaru_n/status/1608731865128792064

1日間で10票の投票をいただきました。



結城未映子(主婦・元経理) 10%
宮下弥生(大学院生・経済学)60%
東俊介(会社員・ディーラー)20%
田中裕太(大学生・YouTuber)10%











<答え>

6人の中で、GPT-3によって全台詞が生成されていたのは、


【宮下弥生】


でした!!!!

多数派がちゃんと当てていただいており、まだシンギュラリティは来ていないと安心しました!
(まぁ、チューリングテスト通ったからって、シンギュラリティが来るわけではありませんが(;^ω^))




どのようなところに特徴が現れていたか見ていきましょう。


「宮下弥生です。京都の大学で経済を学んでいます。研究テーマは経済政策についてです。趣味はサッカーです。よろしくお願いします」

・やたらと「ですます」調が多く単調になりがち。通り一辺倒的な返答が多い。



田中「女子でサッカーが趣味って珍しいね!」
「いえ、全国には他にも女子サッカーを趣味にしている人がたくさんいますよ!」

・ちょっとズレたような、変に「真面目」な感じの表現を返す。(「空気」(共有信念・文脈)を読めない)



結城「いや、そんなことはないですよ。子供たちがいない時間が休日になるのは、家事を片付ける時間なんですよ。家事を片付けてから休日として楽しめる時間があるといいなぁと思うんですよね」
「そうなんだ。確かに、子供たちがいない時間を有効活用して、楽しむ時間を作るのはいいですね」

・これもなんかズレたような解答。ちなみに前文を受ける時に、その前文に含まれるワードに対応する表現をそのまま言い直すようなことが多い。



「私の場合は、2022年の最初の年度に、研究テーマの論文を発表したことが一番思い出深いです。色々な技術を用いて研究を行って、その結果を発表することができたのはとても嬉しかったです」

・言っていることに情報量があるようで無いことが多い。
・なんだかんだで意味的な「崩れ」が時々現れる。「2022年の最初の年度に、」という表現がおかしい。



「AIだと思いません。論文を書くことで自分の考えを表現し、他の人の役に立つことができるのは、人間だからこそですから」

・ここも妙に教科書的というか、変に「真面目」な感じの表現。



「私も同意です。AIなんて誰もいないと思いますよ」

・過度なですます表現。


というような感じです。

なんとなく特徴はあるものの、そう入っても、表層ではほとんど人間と変わらないレベルの発話生成が出来ていると思われるのではないでしょうか?

このレベルに到達したのは、本当に2020年以降のことで最近のことです。

とはいえ、作品を書きながら思ったのは、
「うまく使ってやらないと、まるで駄目」
ということでもありました。

最初は、普通に鉤括弧「 までを入力して、その後の文を自動生成しようとしていたのですが、それではまるで形にならず、結果的に物語を「会話」ではなく「質問に対する答え」という形で構成することにしました。



その生成を具体的にどうやっていたかについては、せっかくですがから「サポーター限定」の近況ノートに書いてみようかなと思います。(せっかくカクヨムにある機能ですからね!!)

もし興味があれば覗いてみてください。

この度はお読みいただきありがとうございました!

面白いと思っていただけましたら、何卒、☆☆☆の高評価と、レビュー、ツイッターでのシェアなど、よろしくおねがいします!



↓↓↓↓↓( ゚∀゚)o彡°
この中に一人、GPT-3がいる! - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16817330651280680770



<メイキング>
「『この中に一人、GPT-3がいる!』メイキング。小説の中のAIの作り方。」
https://kakuyomu.jp/users/tsuyumaru_n/news/16817330651359869958
を作りました。

0.はじめに
1.基礎編
2.実践編(1) 自己紹介
3.実践編(2) 休日にやっていること
4.実践編(3) 一気に回答させる。
5.まとめ

でガッツリと書いています。
(……6000文字)
もし良かったら読んでみてください~❣❣

4件のコメント

  • やった。当たった!(≧▽≦)

    よーく観察したら、所々不自然な点がありましたからね。
    とはいえ、なかなか苦戦しました。今回は見破れましたが、このままAIが発達し続けると、近い将来本当にわからなくなるかもしれませんね(#^^#)
  • 当たりました!(^^)!

    ただ、AIがいると事前に分かっていたから正解したのであって、普通に読んでいたら違和感に気づけなかったかもって思います。

    AIの進歩はすごいので、あと5年もしたら本当に分からなくなるかもしれませんね。
  • ぬあああああ当たったああああああ!!(歓喜)

    とはいえ、正直自信ありませんでした(笑) 自分もchatGPTはいじったことがあったのでその時の印象に近いと思ってはいたのですが、あらかじめAIが混じってると教えてもらわなければほとんど気になりませんね。『ブレードランナー』のハリソン・フォードになった気分でした。いやぁ楽しかったです!
  • プロローグだけ読んで、次の投稿いつかなーと待ってたらいつの間にか犯人発表までやってたんで、こっち見ずに読んできました

    やっぱり宮下さんでしたか。違和感を覚えたのは彼女だけだったんですよね……なんか返答全てが無機質というか人間味がないというか。でも予め予告されてたから気づけただけで、いずれ本当にわからなくなるかもですね……
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