自分でもこんな作品を書くことになるなんて思っていませんでした。
――嗚呼、なんという運命の巡り合せか。
『夢であえたら』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888949225/episodes/1177354054888949249を公開しました。以下、作品概要。
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気付けば僕は林の中に居た。それが、夢だって分かっていた。ずっと会いたかったエレナが直ぐ側にいて、世界は僕が紡いだ物語のその先にあった。夢のなかで、僕はまた、君に逢えたんだ。
☆カクヨム3周年記念選手権【7日目お題】『最高の目覚め』参加作品
☆カクヨムコン4参加作品『浮遊する僕らと要塞のファンタジア』外伝
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887414439☆短編『夢であるように』続編
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886518373----------------------------------------------------------
そもそも、3周年イベントの「カタルシスを感じる夢オチの『最高の目覚め』」という、極めて無茶ブリなお題に、半日以上頭を抱えて、ソファーの上で悩み、電車の中で悩み、便座の上で悩み、ベッドの上で悩み、風呂の中で悩んでおりました。
単純な夢オチだと、『最高の目覚め』×『カタルシス』なんて、届かない。
本当に、雑多なアイデアが去来していたんですが、「自分自身にとっての嬉しい目覚めってなんだろうな」、「やっぱり夢の中から続いて、そして、これからの未来につながることだよなぁ」、って考えはじめました。
そして、カクヨムコンの中間選考通過が嬉しかったことを思い出しました。
そして、カクヨムコンの最終選考に通りたいという願いを思い出しました。
最高の目覚めって、夢の中の世界が、現実へと繋がっていくことじゃないかなって。
そして、「夢であるように」という私小説(エッセイ?)短編を過去に書いていたことを思い出しました。そして、そこから紡いだ「浮遊する僕らと要塞のファンタジア」のことを。
こういう短編コンテストで外伝書くってどないやねん、という気もしましたが、そのアイデアは、この時点で、僕にとって「腑に落ちる」「書きたくなる」ネタになったのでした。
そして、概形を描くと、それは、きっとあの長編作品を読んでくださって、レビューも下さったみなさんにも、微かな微笑みを届けられるものになるだろうと、思えました。
だから、「書こう」と思ったわけです。
そこまで至り、そして筆をとり、書き出すと、「嗚呼、これは書かれるべき物語だったんだな」って、思うわけです。
寧ろ、これが書かれたことに、必然すら感じるんですよね。
創作って、こういうことありますよね。
僕が創っているんじゃなくて、もっと大きなものの流れのなかで、その一部となって創らされているんだってこと。大いなる意思。
昨日の昼下がりに、投稿して、一夜明けて、早速、色んな方からメッセージをいただきました。
このエッセイは、僕からの感謝と、物語の登場人物たちへの思いと、そして、他の書き手のみなさんと共有したい思いとを、ひっそりと込めた作品だったのですが、まぁ、届かなくても、自己満足でも仕方ないかなと思っていました。
でも、思いの外、読み解いてくださる方が多くて、僕は感謝しちゃったり感激しちゃったりしているんです。
感謝を添えつつ、作品公開のご報告まで。
それでは、よい、日曜日を。