各話タイトルがすごく分かりづらかったので説明します（てか、書いてなかったんですね……）
各話タイトルの一文字目を繋げると
「たまもなる しらなみちらす くろいそに よるにあかしの つきはあらはる」
（玉藻なる 白浪ちらす 黒磯に 夜にあかしの 月は現る）
ですが、全33話になってしまったので「類ひなる 花を隠せし 月の影 闇を斬り裂き 光花咲く」を付け加えてあります。
そして、それとは別に各話タイトルは5話で1首の歌になってます。
各話のタイトルの歌
・田鶴が泣く まかなし妹の 裳裾引く なつかしきよに 流る黒髪
・白妙の 浪に織りなす 奈呉の浦 水隠れてしや ちぎりし妹は
・楽しかる すごしけるこそ くちなしの 漏れいづる香に いく度まよはん
・そら数ふ 和草ゆれし 淀川に 流るる浪と におどりの声
・あさまだき 風の知らせの 知らぬ間に のに隠れしか 妻はいづくと
・霧かかる 春の夜明けの 天の原 羅（うすぎぬ）の空 花はあらはる
・類ひなる 花を隠せし 月の影 闇を斬り裂き 光花咲く
ら＝浪、楽、羅
る＝流、類
ろ＝漏
自作和歌についての細か……くはないけど説明はnoteに書いてあります（枕詞や掛詞など）。
興味がある方はどうぞ。
https://note.com/tsukiyonosumire/n/n12558fe131a7