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「いうなり宮様のそうなし草子」どうでもいい話その3(動物)

動物関係も基本的には『日本書紀』です。

孔雀も鸚鵡(オウム)も『日本書紀』に二、三回出てきます。
平安時代にも孔雀は来ていて『御堂関白記』と『小右記』にも出てきます。
川添房江『紫式部と王朝文化のモノを読み解く 唐物と源氏物語』によると献上された孔雀を三条天皇が道長に押し付け――もとい下賜されて邸の庭で飼っていたそうです。
実資は孔雀が羨ましかったらしく『小右記』に何度か道長の孔雀のことを書いています。
この時、実資は「『日本書紀』で(前例を)調べる」と書いています。
清少納言も鸚鵡(おうむ)を見たことがなかったようですが『枕草子』に鸚鵡のことを書いているらしいです。

白黒の熊の剥製
いうまでもなくパンダです。
『日本書紀』にはパンダは出てきません。
『日本書紀』の羆(ひぐま)の献上の記録がパンダではないか、という説があるそうです。
ただし、中国でも昔はあまりパンダが認識されておらず「大熊猫(ジャイアントパンダ)」と言う名前が付いたのも近年らしいので羆がパンダだった可能性は低いです。
羆(ひぐま)は生きてるのと、毛皮の献上が『日本書紀』にあります。

駱駝(ラクダ)、驢馬(うさぎうま。ロバ)
『日本書紀』に出てきます。
驢に(うさぎうま)というルビが振ってるのを見て(現代語訳です)、やっぱ皆「うさぎうま」って思うんだって思いました。

黒豹(くろひょう。くろきなかつかみ)
『日本書紀』に、クロヒョウではなくヒョウですが「なかつかみ」という名前で毛皮が出てきます。

白い雉(きじ)
これは榎村寛之『斎宮―伊勢斎王たちの生きた古代史』その他、改元を調べると色々なところに出てきます。
『日本書紀』にも出てきたかも?

犬と猫は『日本書紀』には出てきません。
犬と猫は平安時代には既にいたようですが(壱岐のカラカミ遺跡で2000年前の猫の骨が出土しています)、今日本にいる猫は平安時代頃に渡ってきたものの子孫だそうです。
「日本の猫の「祖先」は平安時代にやってきた 遺伝子情報の解析で判明」朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASS1K5HGNS1JUCVL01W.html
犬はいつ頃来たのか知らないのですが、弥生時代にはいたようです(縄文時代の遺跡からも骨が出土していたような?)
「卑弥呼も見た「纒向犬」? 出土の骨から当時の姿を復元 奈良・桜井」朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/AST4Q22F5T4QPOMB00CM.html

『日本書紀』には他にも色々な動物が外国から贈られているのでまた何か出てきたらここに追加していく予定です。

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