『初恋リベンジャーズ』の第二部・「第4章〜推しが尊すぎてしんどいのに表現力がなさすぎてしんどい〜⑲」を投稿しました!
第4章の告知では、『初恋リベンジャーズ』という作品を執筆するにあたって、参考にした作品を作者に代わって紹介してるけど。
今日は、ネット配信のアメリカ製ラブコメ映画を取り上げるということで、先週に続いて、わたし、白草四葉が、イチオシ作品を紹介をさせてもらうね!
第十九回目の今回はこちら!
『ヒーズ・オール・ザット』
制作:ネットフリックス
監督:マーク・ウォーターズ
〜レビュー〜
インターネットで高校生から絶大な支持を誇るインフルエンサーのパジェット。彼女は、ある日ライブ配信中に、恋人の浮気現場に遭遇し屈辱を受ける。名誉回復のため級友との賭けに乗ったパジェットは、冴えない男子を学校のダンスパーティーの主役に変身させるべく大奮闘するが……。
今回、紹介するこの作品は、20世紀末の1999年に公開された『シーズ・オール・ザット』のリメイク作品。
タイトルからもわかる通り、リメイク元の作品と、本作『ヒーズ・オール・ザット』は、男女の役割が逆になっていて、その点が斬新なところね。
と言うのも、元ネタの『シーズ・オール・ザット』は、オードリー・ヘプバーン出演の『マイ・フェア・レディ』を現代の学園映画にリメイクした作品だったんだけど……。
冴えない相手をプロデュースして、学園内の注目の的にするのは女子の役目だと言うところに、わたし的には、大いに共感するし、20世紀までとは異なる、2020年代の価値観が反映されている気がするな。
非モテの男子を立ち直らせて恋愛指南をさせてもらったわたしとしては、冴えない彼のファッションをプロデュースして、学園の人気者に仕立てようとした、この映画の主人公パジェットに感情移入しちゃった。
主人公のパジェット・ソーヤーを演じるアディソン・レイは、TikTokのダンス動画で人気を博し、全世界で8000万人以上のフォロワーを持つZ世代のカリスマ。
その彼女が、映画の中でも高校生に人気のインスタグラマーを演じているんだから、フォロワーとしては、見逃せないよね!
映画の冒頭から、パジェットのインフルエンサーぶりとその凋落フェアが描かれる場面やネット上の企業案件の実態は、リアリティーがあって、とっても面白いの。
ストーリー自体は、『マイ・フェア・レディ』を大元にしているので、安心して観られると思うし、本編の上映時間も91分と短めなので、気軽に観てほしいな。
あと、主人公パジェットの母親役として、リメイク元の『シーズ・オール・ザット』で、ヒロインを演じたレイチェル・リー・クックが出演しているんだけど、本作の終盤で元ネタの作品へのオマージュを感じるシーンがあるので、探してみて!
ラブコメとして、お手本のような作品なので、ぜひ観てみてほしい一本です。
本日の更新
第二部・「第4章〜推しが尊すぎてしんどいのに表現力がなさすぎてしんどい〜⑲」
今回も楽しんでね!
(芦宮高校広報部オブザーバー・白草四葉)