初恋リベンジャーズ』の第二部・「第4章〜推しが尊すぎてしんどいのに表現力がなさすぎてしんどい〜⑮」を投稿しました!
第4章の告知では、『初恋リベンジャーズ』という作品を執筆するにあたって、参考にした書籍などを作者に代わって、ご紹介。
今日は、オレと壮馬が二人してハマったTVアニメを取り上げさせてもらう!
第四回目の今回はコレだ!
『残響のテロル』
制作:MAPPA
著者:渡辺信一郎
〜レビュー〜
青森の核燃料再処理施設で、ナイン、ツエルブという二人の人物によってある物体が強奪される。強奪犯の一人は、施設の床にスプレーで「VON」という謎のメッセージを書き残し、もう一人とともに施設を脱出する。後に捜査関係者に対して強奪された物体は「プルトニウム」と伝達される。
それから半年後。夏休み前の暑い日、ナインとツエルブは「九重新」「久見冬二」と名前を偽りとある高校に転入する。周りの注目に目もくれず、二人はある計画を進めようとしていた。そして、二人は転入先で他の女子生徒からいじめられていた三島リサを気にかける。
数日後、元警視庁捜査一課刑事で、現在は文書課で無為な日々を送っている柴崎健次郎は前日に見たスピンクス1号・2号と名乗る二人の若者が犯行声明を出していた動画が気に掛かっていた。動画の予告通り、東京で大規模停電が発生し、ナインとツエルブが仕掛けた爆弾テロにより、都庁で大爆発が起こる。ツエルブがリサに目撃されたことから、ナインはリサに「ここで死ぬか、共犯者となるか」を選択させ、リサは共犯者となることを選ぶ。
『COWBOY BEBOP』や『サムライチャンプルー』でお馴染みの渡辺信一郎監督のアニメオリジナル作品である『残響のテロル』は、ストーリー紹介のとおり、十代の若者が国家に対して、爆弾テロを仕掛ける――――――という、なかなか刺激的な内容だ。
壮馬と二人で、色々な映画やアニメを観るようになって以来、多くの作品に触れてきたが、オレたち共通のフェイバリット・アニメと言えば、この作品を置いて他にはない。
自分たちが、この作品を気に入っている理由は、なんと言ってもストーリー序盤から、スピンクス1号・2号を名乗るナインとツエルブが、戦隊ヒーローっぽいお面を被って動画配信を行い、犯行予告を行うシーンが、たびたび登場するからだ。
『初恋リベンジャーズ』を読んでくれている人は気付いてくれると思うが、オレたち二人のホーネッツ1号・2号というユニット名は、もちろん、この『残響のテロル』に影響を受けている。
(この辺りのエピソードは、今後『初恋リベンジャーズ』に投稿される予定だ)
なんの後ろ盾もない人間が、核兵器をタテに、国家権力に挑む――――――、というシチュエーションから、壮馬は、
「この作品は、二十一世紀の『太陽を盗んだ男』だよ!」
と興奮気味に語ったりもしていたが……。
いや、その例えは、昭和生まれのオッサン達にしか通用しねぇから、と苦笑したもんだ。
ただ、アウトローな刑事と知的なテロリストの知恵比べ、というストーリーの骨子を考えると、たしかに、壮馬の言うとおりかも知れない。
かつての邦画に感じられた反権力的な作品が好きな人にも観てもらいたい!
身寄りのないナインとツエルブの二人の少年の幼少期の秘密とは?
彼らがテロ行為を行ってまで成し遂げたい目的とは――――――?
毎回、先の気になる展開と全十一話と話数も比較的少ないだけに、イッキ見での視聴もオススメだ。
興味を持ってくれた人は、オレたちホーネッツに多大な影響を与えたこの作品をぜひ確認してみてくれ!
本日の更新
第二部・「第4章〜推しが尊すぎてしんどいのに表現力がなさすぎてしんどい〜⑮」
今回も楽しんでくれ!
(芦宮高校広報部・黒田竜司)