歌の雄姉(おねえ)さん =ニューロニスト・ペインキル
対葬の悪似異(おにい)さん =プルチネッラ
子供を虐待する大人は、実は非常に多い。大声で嫌がっても、力の限り抗っても、泣き叫ぶほどに痛がっても、それは行われる。それが可愛いさから、なおさらに笑顔を浮かべている場面を目にする事が多い。
ただし、実行した大人達からすると、それはその者達の幸せを願っての行い。
ただし、実行される側からすると、大人達が大魔王を通り越し、大魔神に変貌する瞬間。
そして、それをされた子等が大人になった時、自らの子等にも同じ苦痛を与え、味わわせてしまう負の連鎖が、実はそこここに存在する。
その時の心的外傷/精神的苦痛は、大人となったとしてもなお残り続け、その事を口にすることすら憚られ、耳にしたものは反射的に口を閉ざし、耳を塞ぐという。
そんな経験から、今回のお話が生まれそうである。
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なろう版用に、いろいろとマイルドに改変を試みたら、なろうのほうがより面白く書けてしまった気が・・・
なろう版
【適削《てきさく》・連鎖鋸《ちぇぃんそぅ》】(全年齢版=マイルド改定版)
子供を虐待するプルチネッラのような人物は、実は非常に多い。
子供らが大声で嫌がっても、力の限り本気で抗っても、泣き叫ぶほどに痛がっても、それは行われる。それが可愛いさからか、終了後にはなおさらの笑顔を浮かべているプルチネッラが子供らをあやす場面を目にする事が多いと聞く。二度と来たくないと言い募ろうと、幾度も地獄の如き修羅場へ子等を導くプルチネッラ達。極稀に、地蔵菩薩の如きプルチネッラも存在するとかしないとか。何分にも出会ったことがない。
ただし、実行したプルチネッラ達からすると、それはその者達の幸せを願っての行い。
ただし、実行される側からすると、優しかったプルチネッラ達が大悪魔《アーチデヴィル》を超越し、大魔神、否、超邪神《イヴルゴッズ》に大変身を遂げた瞬間を目撃する。
そして、それをされた子等がプルチネッラになった時、自らの子等にも同じ苦痛を与え、味わわせてしまう負の連鎖が、実はそこここに存在する。中には、赤の他人にすら対価を取って施そうとする剛の者も、また実在する。
その時の心的外傷/精神的苦痛は、大人となったとしてもなお残り続け、その事を口にすることすら憚られ、耳にしたものは反射的に口を閉ざし、耳を塞ぐという。
いかな霊長類最強であろうと、百獣の王を称する者であろうと、負けを認めざるをえないだろう。
副題:歌の雄姉さん ニューロニスト・ペインキルの熱唱?
「私の歌をぉ、聴きなさぁ~い♪」
タイトルのアレはただの語呂合わせであり、語感の似た某ホラー映画とは全く話は異なります。
実際に実在するアレコレと似た部分が多々ありますが、無関係のフィクションとなるようにしております。
ただ単に、世界中の日常で偶に見かける事もあるだろう風景を、言葉を尽くして【大袈裟《お~ば~ろ~ど》】にさせてみた。