なんとな~く作成。これは・・・笑って許せる?
白改
【体は菓子で出来ている】
【血潮は|糖液《シロップ》で心は飴玉】
【いくたびの工程を越えて変貌】
【ただ一度の廃棄もなく、】
【ただ一度の返品も無し】
【食べ手はここに一人】
【灼熱の窯で菓子を焼く】
【ならば我が正体に苦味は不用】
【この体は、】
【無限の甘味で出来ていた】
弓改
【体はシフォンで出来ている】
【血潮は糖液で、心はチョコレート】
【いくたびの工程を越えて焼成】
【ただの一度も配送は無く】
【ただの一度も拒絶されない】
【菓のモノは常に一人、皿の上で|美酒《リキュール》に酔う】
【故に、その正体に意味はなく】
【その体は、きっとお菓子で出来ていた】
兄改
【体は氷で出来ている。】
【血潮はシロップで、心はアイス。】
【幾つもの工程を経て変身。】
【たった一度の廃棄もなく、】
【たった一度の失敗も無し。】
【御客はまた一人】
【|廻《めぐ》る刃で氷塊を削る】
【けれど、】
【この製菓は未だ果てず】
【偽りのボディは、】
【それでも】
【菓子で出来ていた】
なんとな~くな、ノリと勢い。