最近、花村萬月の小説を読んでいたのですが、若い頃に読んだものとは少しばかり傾向が違ってきているなと思いました。
歴史、伝奇ものに移行してからの小説も面白いですけど、「重金属青年団」や「イグナシオ」が好きだった身としましては、なんだか少し物足りない気がします。
黒歴史で旅のエッセイ書きましたけれども、あれは個人的には黒歴史ではありません。
若造の頃、萬月さんの小説に出て来るような「文学青年崩れ」のマンスプレイニングオジサン達を相手に、馬鹿な議論を吹っかけて「小娘なかなかやるな」と酒奢ってもらってた時の方がよほど黒歴史です。
世間を学べば学ぶほど、貧相な知識をひけらかして悦に入っていた自分の卑小さが恥ずかしくなります。
過去に戻れるなら「馬鹿やめろ」と後ろから羽交い絞めして口塞ぎたいですね。笑