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第20回書き出し祭りが無事閉幕、そして所感。

お疲れ様です、トモユキです。

先ほど、全ての投票が発表され第20回書き出し祭りが終了しました。
僕は今回特別会場「和風ファンタジー」で作品を挙げていて、「T-13 女飛脚と切腹侍 東海道五十三次幽状伝 」でした。
結果は会場5位と前回第19回と同じ会場順位(特別会場は総合順位に入りません)でした。


和ファンはシリアスな作品も多いため、ちょっとコミカルな作風がウケてくれたのかもしれませんね。
よろしければこちらから。他にも色んな作品読めますよ。

第20回書き出し祭り 特別会場
https://ncode.syosetu.com/n7342in/

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今回参加2回目であまり分かった風な事は言えませんが。

結果や投票先、上位の作品を見るに、書き出し祭りは「読者:女性」にウケが良い作品が有利と思われます。
もちろん男性読者もいるんでしょうけど、女性の方がかなりテンプレを意識していて、「こういう話好き!」でXや感想を書いていく人が多いです。それが女性読者の中で伝播して「あの人がこの作品褒めてた! 読んでみたら私も好きかも!」と投票行動に出てる部分もあると思うんです。
例えば各会場で「令嬢」「後宮」「婚約破棄」「聖女」など、こういった要素がある作品が上位に入ってきています。
逆に男性が好みそうな「ハーレム」「ダンジョン系」「配信系」「チート」系は軒並み得票数を減らしています。
もちろんその作品が良い作品である事は間違いないんでしょうけど、人気が集中するというか、自然と女性読者のコンセンサスが取られていくような気がしました。

これは第19回でも感じた事で、僕が出した『メスガキ☆パニック!』はそこそこ評判が良かったにも関わらず、そこまで得票数が伸びませんでした(会場5位総合23位)。代わりにベスト3に入るのは、やはり女性に好まれそうな作品だった気がします。
これもまた「メスガキ」というテーマが、女性にウェルカムじゃない事が大きく影響してると思われます。


また、書き出し祭りは4000文字ですが、それだけで読後感を与える作品が人気を博します。
続きが気になると思ってもらうためには、ある程度1話でストーリーが動く、登場人物紹介だけで終わらない短編的な技術(謎→オチ)が必要です。
とはいえ、そこはテンプレ感満載な展開でも(動いていれば)良い気がします。
例えば、特別会場1位の作品ですが。
白髪の女は凄腕の香具師で偏屈で知られ、帝の招聘にも応じない。主人公は召し抱えに行くも、想像と違い老婆ではなく美しい女で、何故か主人公を気に入り招聘に同意するが、主人公は気絶してしまう。

とにかくテンプレートな展開で、笑かしたり、奇をてらって変な展開にする必要はありません。
上記の作品は「香り」のプロである香具師が帝の後宮? 的な場所で、主人公と推理したり犯人を追い詰め疫病を解決する話だと思うのですが、「香」の雰囲気を楽しんだり、テンプレ展開を楽しむ声が多く聞こえました。

まぁ特別会場はしっかりした作品が多く、どの作品もしっかりストーリーは動いていた気もしますが。
テンプレ通りでもきっちり「求められてるものを出しますよ」という雰囲気のある作品は、総じて得票数を伸ばしているように見受けられました。

次回参加するなら、上記のようなところに注目して仕上げる必要があるかなと思うものの。
これはもう「書き出し祭り」専用の攻略法となってくるので、そこまでして参加する必要はないかもなと思い始めています。

* * *

でも。
書き出し祭りは感想やFAももらえて、モチベーションアップにつながる事は間違いなし。
こうして考察するのも、自分にとってはプラスになる気がするしね。

多分1週間以内に次回の参加応募のポストが出るはずです。狙っていた方はこの機会にどうでしょうか?

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