天津燈子(すーちゃん)と市杵京子が高校生だった頃のお話、京子視点です。「普く通ずる私たちの話」「遍く通じた彼女の話」と連作であり、「普く通ずる私たちの話」とは時系列の重なる部分もあります。
「遍く通じた彼女の話」ですーちゃんは京子への嫉妬心、執着心で苦しんでいますが、最終章の年数をよく見ていただくと分かる通り、その頃京子はすーちゃんの幸せを祈っています。地獄ですね(趣味)。
「遍く通じた彼女の話」で言及された通り、すーちゃんは京子の創作に対して激しい嫉妬心や劣等感を抱いていますが、その裏で京子はすーちゃんへの恋愛感情、天津颯葵(すーちゃんの姉)との秘密の共有などで苦しんでいたという。お互いがお互いに引け目があるためこの2人は大学で疎遠になります。地獄ですね(暗黒微笑)。
ちなみに作中で京子が「すーちゃんに全部バレてるのでは?」といった疑念を抱いていますがすーちゃんは何も知りません。京子は30そこそこくらいで突然死する予定(ネタバレ)なのでお互い何も知らないまま死に別れます。地獄ですね(悪趣味全開)。
颯葵ちゃんと愛衣ちゃんについてはそのうち言及します。ツイッターに相関図とか貼っておきます。
これ以上解説することがないのでおわり。